ドイツの小さな村に、レアなクルマを展示するナショナル自動車博物館がオープンした。そこにはDr.ローの膨大なコレクションの中から厳選された世界でも希少な車両たちが数多く展示されていた。(Motor Magazine2023年10月号より)

SCCAレースに参加していた車体番号ナンバー1

面白いのは、彼がステアリングホイールをナルディに交換していたことだ。その後、彼は膝を悪くしたが、それでも1988年8月に亡くなるまでプジョーに乗り続けていた。

画像: 唯一の日本車はこのトヨタ2000GTで、アメリカのSCCA(スポーツカークラブオブアメリカ)レースに参戦していた超レアもの。

唯一の日本車はこのトヨタ2000GTで、アメリカのSCCA(スポーツカークラブオブアメリカ)レースに参戦していた超レアもの。

この博物館で唯一展示されている日本車は、トヨタ2000GTである。この個体はアメリカで発見されたものでシェルビーの手によってSCCAレースに参加していた車体番号ナンバー1(正確にはMF10-10001)という超レアなものである。

また現在、この博物館でオープン記念として開催されているのは「ル・マン100周年」で、歴代のル・マン優勝車の中でも日本のチームゴーがエントリーしたアウディR8が光っている。

この博物館に来た誰もが間違いなく自分の理想のクルマ、あるいはいつかは見たかった夢のクルマに出会うことができるだろう。私もそんな中のひとりで、ジャガーXK-SSの前でしばらく佇んでいた。開館時間は不規則なので正確な場所を含めホームページ等で調べるのが良いだろう。(文:木村好宏/写真:キムラオフィス)

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