1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、ランボルギーニ エッセンツァ SCV12だ。

ランボルギーニ エッセンツァ SCV12(LAMBORGHINI ESSENZA SCV12:2020ー2021)

画像: 前285/650R19、後345/725R20サイズのピレリが特別開発したスリックタイヤを装着している。

前285/650R19、後345/725R20サイズのピレリが特別開発したスリックタイヤを装着している。

ランボルギーニのモータースポーツ部門である「スクアドラ・コルセ」と、デザイン部門である「チェントロ・スティーレ」が手がけた40台限定のサーキット専用ハイパーカーが、「Essenza(エッセンツァ) SCV12」だ。エッセンツァとはイタリア語でエッセンスの意味、SCV12とはスクアドラ・コルセの略とV12エンジンを意味している。

ミッドシップ搭載されるV12エンジンは、ランボルギーニ史上最強の830hpを超える最高出力を誇り、高速走行時にはRAM効果(速度による過給)により大幅なパワーアップが実現されるという。リアエンドには角度調節が可能な大型のダブルプロファイルタイプのウイングを装着し、250km/hで走行時にGT3マシンよりも高い1200kgものダウンフォースを発生する。

ロールケージのない新世代カーボンファイバー製モノコック シャシを採用し、パワー/ウエイト・レシオは1.66hp/kgという数値を達成。リアサスペンションはギアボックスに直接取り付けられたプッシュロッド式、ブレーキはブレンボ製、ホイールは前19/後20インチのマグネシウム製で、ピレリが特別開発したスリックタイヤを装着している。

ヘッドランプやルーフのエアスクープ、ステアリングを囲むエアベントなどは六角形をモチーフとし、車体のカラーリングやコクピット内部にはY字型をシンボライズさせている。インテリアでは、ディスプレイ付きのマルチファンクションステアリングやOMP製のカーボンファイバーシートが特徴的だ。

エッセンツァ SCV12のオーナーは、世界有数のサーキットで自身のハイパーカーを運転できるスペシャルプログラムに参加資格を伴う会員制クラブの入会資格が与えられる。詳細なスペックや価格、そして日本仕様については発表されていないが、限定40台のうち何台かは日本にもオーナーが存在することは間違いないだろう。

画像: amzn.to
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