1970年代の後半に大ブームが起き、今もなお人々を魅了してやまないスーパーカーたち。そんな懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまでを紹介していく、スーパーカークロニクル。今回は、レクサス LFAだ。

レクサス LFA(LEXUS LFA:2010〜2012)

画像: 前後重量配分の最適化とボンネット高を下げるため、ラジエーターはリアに移設されている。

前後重量配分の最適化とボンネット高を下げるため、ラジエーターはリアに移設されている。

レクサス初のスーパーカー「LFA」は、日産 GTーRとともに、21世紀初頭の日本を代表するスーパースポーツカーといえるだろう。

先行開発は20世紀末から始まり、2003年には最初のプロトタイプが完成。2005年のデトロイト モーターショーでコンセプトカーの「LFーA」がワールドプレミアされ、2007年の同ショーでは進化版を発表。2008年の同ショーではロードスターが発表されるなど、多くのクルマ好きがその発表を心待ちにした。

2009年の東京モーターショーで、満を持して市販モデルの「LFA」が正式発表された。その車名は、プロトタイプ時代は「Lexus Future Advance」の略といわれていたが、市販時は「Lexus F Sports Apex」の略となった。いずれにしても、レクサスの「F」シリーズの最高峰モデルを意味している。

LFAは、理想的な前後重量配分48:52を実現するためにトランスミッションとデファレンシャルギアを一体化したリアトランスアクスル構造を採用した。またラジエーターは後輪後方の左右に設置されている。キャビンはカーボンファイバーを使ったモノコック、ボディパネルも随所にカーボンファイバーが用いられ、車両重量は1480kgに抑えられていた。

フロントミッドシップ搭載されるパワーユニットは、LFAのためにヤマハ発動機と共同で新たに開発したV型10気筒DOHCの1LRーGUE型。バンク角は72度で、V6並みに小型化されたV10エンジンは自然吸気ながら最高出力560psと最大トルク48.9kgmを発生。組み合わされるミッションは、最速で0.2秒という速さでシフトアップが可能な6速AMT(セミAT)を介して後輪に伝えられる。

インテリアでは、TFT液晶ディスプレイを採用したメーターや、インパネ中央にもマルチディスプレイを備え、安全&快適装備は充実していた。車内に轟くV10サウンドは、ヤマハの音響技術によってチューンされたものだった。

乗る者を300km/hオーバーの世界に誘うことができた数少ない和製スーパースポーツカー、レクサス LFAは世界限定500台で生産され、日本ではそのうち約200台が販売された。現在の市場価格は、1億円以上といわれている。

画像: LFA専用にヤマハ発動機と共同で開発された4.8LもV10エンジン。その官能的なエキゾーストノートは「天使の咆吼」と呼ばれた。

LFA専用にヤマハ発動機と共同で開発された4.8LもV10エンジン。その官能的なエキゾーストノートは「天使の咆吼」と呼ばれた。

レクサス LFA 主要諸元

●全長×全幅×全高:4505×1895×1220mm
●ホイールベース:2605mm
●車両重量:1480kg
●エンジン種類:72度V10 DOHC
●総排気量:4805cc
●最高出力:560ps/8700rpm
●最大トルク:48.9kgm/6800rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・73L
●トランスミッション:6速AMT
●駆動方式:トランスアクスル式FR
●タイヤサイズ:前265/35ZR20、後305/30ZR20

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