2023年9月1日、ロータスがついに日本でブランド初のSUV電気自動車である「エレトレ」を発表した。ロータス誕生は1948年。創立者のアンソニー・コーリン・ブルース・チャップマンがレースカーの試作車を誕生させたこの年から80年を迎える2028年には、完全EV化したハイパフォーマンスブランドになると宣言。大変革を遂げる英国の老舗ブランドの最新作とは・・・?(Motor Magazine2023年11月号より)

エレトレではファミリーユーザーもターゲットに

画像: シームレスかつインタラクティブな体験ができるデジタルコクピットを採用。

シームレスかつインタラクティブな体験ができるデジタルコクピットを採用。

ロータス自ら<ピュアエレクトリックハイパーSUV>と謳う、新世代のロータス「エレトレ」。そのエレトレが2023年9月、日本国内でも正式に発表された。

75年の歴史を持つロータス初のSUV、初の4ドアモデル、初の4WD、さらに初のフルEVと新時代のロータスの幕開けを体現するモデルであることは間違いない。

従来のライトウエイトスポーツカーとは異なるファミリーユーザーもターゲットにしているというこのモデルだが、エミーラとエヴァイヤのコアDNAを融合し、先進の技術でハイパーSUVとして再解釈しているという。

またロータスハイパーOSを搭載したデジタルコクピットを採用。グラフィック、超高速レスポンス、直感操作を組み合わせた最先端技術によってシームレスかつインタラクティブな体験を実現する。

わずか2.95秒で0から100km/hまで加速

画像: 350kWの急速充電器にも対応しており、その場合わずか20分で400km以上分の充電を完了できる。

350kWの急速充電器にも対応しており、その場合わずか20分で400km以上分の充電を完了できる。

エレトレのパワートレーンはフロントとリアに電動モーターを各1基配し、4輪を駆動する。バッテリーは112kWh のリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離はWLTPモードで、エレトレ、エレトレSは約600km、エレトレRで約490kmを実現しており、ロングドライブも可能だ。

最先端テクノロジー組み合わせたADASシステムを搭載する点もトピック。ソフトウェアや機能の無線アップデートにより、将来的にはレベル4以上の自動運転にも対応できるという。

エレトレのハイパーなところはほかにもあり、2640kgの車体を0→100km/h加速をわずか2.95秒でこなす加速性能もそのひとつ。ランボルギーニ ウルス ペルフォルマンテが666ps/850Nm、アストンマーティンDBX707が707ps/900Nm、フェラーリ プロサングエが725ps/716Nmに対して、エレトレRの最高出力918ps、最大トルク985Nmというそのパフォーマンスは驚異的だ。

数あるSUVの中で現在、もっともハイパフォーマンスなモデルであるのがその数値からも見て取れる。その未体験のハイパワーを早く味わってみたいものだ。(文・写真:Motor Magazine編集部 根元貴正)

ロータス エレトレ R 主要諸元

●全長×全幅×全高:5103×2002×1636mm
●車両重量:2640kg
●モーター最高出力:675kW(918ps)
●モーター最大トルク:985Nm
●バッテリー総電力量:112kWh
●WLTPモード航続距離:490km
●駆動方式:4WD
●車両価格(税込):2585万円

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