2023年11月27日、世界耐久選手権(WEC)2024年シーズンの暫定エントリーリストが発表され、ハイパーカークラスには、トヨタ、プジョー、フェラーリ、ポルシェ、キャデラックに加え、新たにランボルギーニ、BMW、アルピーヌ、イソッタ・フラスキーニが参入し、19台のプロトタイプカーがトップカテゴリーのグリッドに並ぶこととなった。2024年のカレンダーとあわせて紹介しよう。

6月のル・マン24時間をメインに5つの異なる地域で開催

2024年シーズンの世界耐久選手権(WEC)は5つの異なる地域(アジア、ヨーロッパ、北米、南米、中東)で全8戦が開催される。

画像: 2024年のWECレースカレンダー。4つの新しいイベントが加わることになった。

2024年のWECレースカレンダー。4つの新しいイベントが加わることになった。

シーズンはカタール・ドーハのルサイル・インターナショナル・サーキットで開幕。2月24-25日にWECプロローグ(プレシーズンテスト)が行われ、その後、同じサーキットで開幕戦が開催される。1812kmというレース距離はカタールの建国記念日(12月18日)にちなんで定められたもので、レースは10時間以内に制限される。

その後、WECはイタリアに移動。2024年のイタリアラウンドは、7月のモンツァから4月のイモラへ、時期も場所も代えて行われることになる。

5月、6月には、恒例のスパ・フランコルシャン6時間、シリーズ最大のレースである伝説のル・マン24時間を迎え、大きな盛り上がりを見せることになる。

シーズン後半はチャンピオンシップ争いに焦点が移り、いよいよ熟成されたマシンで戦いはさらに激しくなっていくと予想される。

WECは7月中旬にインテルラゴス・サーキットでサンパウロ6時間耐久レースを戦うため、2014年以来、10年ぶりにブラジルに上陸。その後、アメリカ・テキサス州オースティンに移動して第6戦が行われる。

シーズンはいよいよクライマックスを迎え、9月中旬の富士6時間、11月初めの最終戦バーレーン8時間でシリーズは完結する。

2024年FIA世界耐久選手権(WEC)カレンダー[暫定]

第1戦:3月2日/カタール1812km(カタール)
第2戦:4月21日/イモラ6時間(イタリア)
第3戦:5月11日/スパフランコルシャン6時間(ベルギー)
第4戦:6月15-16日/ル・マン24時間(フランス)
第5戦:7月14日/サンパウロ6時間(ブラジル)
第6戦:9月1日/オースチンCOTA(USA)
第7戦:9月15日/富士6時間(日本)
第8戦:11月2日/バーレーン8時間(バーレーン)

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