2023年11月27日、世界耐久選手権(WEC)2024年シーズンの暫定エントリーリストが発表され、ハイパーカークラスには、トヨタ、プジョー、フェラーリ、ポルシェ、キャデラックに加え、新たにランボルギーニ、BMW、アルピーヌ、イソッタ・フラスキーニが参入し、19台のプロトタイプカーがトップカテゴリーのグリッドに並ぶこととなった。2024年のカレンダーとあわせて紹介しよう。

打倒トヨタに向けて、名だたるスポーツカーブランドが参入

TOYOTA GAZOO Racingはすでに11月20日に2024年のWEC参戦体制を発表し、ホセ・マリア・ロペスに代わり、7号車のドライバーとして新たにニック・デ・フリースを起用することを明らかにしているが、11月27日にはWECが公式サイトで2024年シーズンの暫定エントリーリストを発表。早くも2024年シーズンに向けての戦いが動き出した。

画像: 王者トヨタを中心に、プジョー、フェラーリ、ポルシェ、キャデラック、ランボルギーニ、BMW、アルピーヌなどそうそうたるメイクスが集結する。

王者トヨタを中心に、プジョー、フェラーリ、ポルシェ、キャデラック、ランボルギーニ、BMW、アルピーヌなどそうそうたるメイクスが集結する。

その暫定エントリーリストによると、ハイパーカークラスには9ブランド19台が参戦。

今季と同様、トヨタとプジョーは2台体制、キャデラックが1台エントリーとなっているのに対して、フェラーリがフェラーリAFコルセの2台とリシャール・ミルAFコルセ 1台の計3台体制、ポルシェがワークス2台とプライベータ−3台の計5台体制となるのが注目点。王者に君臨するトヨタを打ち破らんとする意欲がうかがえる。

新規参入では、BMWが2台の「BMW MハイブリッドV8」で参戦を開始。ランボルギーニはアイアンリンクスチームから「ランボルギーニSC63」で乗り込む

アルピーヌもいよいよ本格的なハイパーカーで参入。ワークスチーム「アルピーヌ・エンデュランス・チーム」がアルピーヌA424を2台体制で走らせる。ル・マンでのルノーVSプジョーの戦いも見物となりそうだ。

イタリアのマニュファクチャラー「イソッタ・フラスキーニ」がハイパーカー規定の「ティーポ6-C」を開発して参入するのも興味深い。

2024年FIA世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラス エントリーリスト[暫定]

2 キャデラックVシリーズ/キャデラックレーシング
5 ポルシェ963/ポルシェペンスキーモータースポーツ
6 ポルシェ963/ポルシェペンスキーモータースポーツ
7 トヨタGR010ハイブリッド/トヨタGAZOOレーシング
8 トヨタGR010ハイブリッド/トヨタGAZOOレーシング
11 イソッタティーポ6-C/イソッタ・フラスキーニ
12 ポルシェ963/ハーツチームイオタ
15 BMW MハイブリッドV8/BMW Mチーム WRT
20 BMW MハイブリッドV8/BMW Mチーム WRT
35 アルピーヌA424/アルピーヌエンデュランスチーム
36 アルピーヌA424/アルピーヌエンデュランスチーム
38 ポルシェ963/ハーツチームイオタ
50 フェラーリ499P/フェラーリAFコルセ
51 フェラーリ499P/フェラーリAFコルセ
63 ランボルギーニSC63/ランボルギーニ・アイアンリンクス
83 フェラーリ499P/リシャール・ミルAFコルセ
93 プジョー9X8/プジョートタルエナジーズ
94プジョー9X8/プジョートタルエナジーズ
99 ポルシェ963/プロトンコンペティション

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