2023年12月1日(金)、BYDは同ブランドのハイエンドサルーンのBYD SEAL(以下、シール)とコンパクトカーのBYD DOLPHIN(以下、ドルフィン)がEuro NCAP安全性能テストにおいて最高評価である5つ星を獲得したと発表した。

ユーロNCAPで高評価を得る意義とは

画像: ユーロNCAPにおいて5つ星を獲得したBYDのフラッグシップサルーン「シール」。

ユーロNCAPにおいて5つ星を獲得したBYDのフラッグシップサルーン「シール」。

Euro NCAP安全性能テスト(以下、ユーロNCAP)は、欧州の独立安全評価プログラムで、2023年安全性テストの項目は、成人乗員保護性能、子供乗員保護性能、安全支援性能、歩行者および自転車保護性能の4つとなります。

自動車のグローバル化が進むいま、ユーロNCAPの結果はクルマの安全性能を示すひとつの基準となっています。

そんなユーロNCAPのテストにおいて、BYDのシールはアクティブおよびパッシブセーフティ性能が高く評価されました。一方、ドルフィンは成人と子供の乗員保護性能で高得点を獲得しました。

BYD独自の車体構造が衝突安全性を高めた

画像: CTB(Cell to Body)を用いた車体は、ジャパンモビリティショー2023にも展示されていた。

CTB(Cell to Body)を用いた車体は、ジャパンモビリティショー2023にも展示されていた。

シールが高得点を得た理由として、バッテリーにも補強部材としての役割を持たせるCTB(Cell to Body)技術を用いたEV専用プラットフォームである「e-Platform 3.0」の採用が挙げられます。

バッテリーは厳格な試験を経て安全性を高めたBYD独自のブレードバッテリーが使われています。また、e-Platform 3.0 は、衝突時のエネルギー吸収を制御する「マルチロードパス」構造を採用。これにより衝突時に客室内及ぶ影響を可能な限り抑えています。

また、シールは強化ボディ構造を採用しており、ねじり剛性はスーパースポーツカー並みの高さを確保。これは衝突安全性能にも役立っており、成人乗員保護性能では89%という高得点を得ました。

さらに子供乗員保護テストのスコアは87%を獲得。このほかに歩行者や自転車に対応した自動緊急ブレ ーキ機能(AEB)や、ドアの開閉時に後方から自転車が接近してきた場合警告発するシステムも今回のユーロNCAPでは評価されました。

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