軽量でシンプル、比類のないドライビングを目指す
スーパーセブンを作り続けているケータハムカーズの新たなプロジェクトが、軽量のEVクーペだ。そのコンセプトカー「プロジェクトV」は最初からEVとして設計された。コンパクトだがネオクラシカルで流麗なスタイリングは、同社のチーフデザイナーであるアンソニー・ジャナレリがイタルデザインの協力で手がけた。
パワートレーンは、リアアクスルに搭載された200kWを発生するシングルモーター。駆動用バッテリーは55kWhのリチウムイオン電池で、150kWのDC急速充電器なら15分間で20％から80％まで充電が可能だ。0→100km／h加速は4.5秒未満、最高速度は230km／h、WLTP航続距離は400kmが目標値だ。
スーパーセブンと同様、軽量でシンプルを目指し、カーボンファイバーとアルミニウムの複合シャシを採用。2シーターに見えるスタイリングだが、リアには+1のシート（オプションで+2も可）を備え、車両重量は1190kgを目標としている。
デジタル インストルメントクラスターや、スマートフォンとリンクするインフォテインメント システムも備えたプロジェクトVは、ファン to ドライブなだけでなく実用性もある、ケータハムの新たな世界の構築を目指している。
英国では2025年後半から2026年前半に8万ポンド未満（約1500万円）からの目標価格で販売を目指している。その後、日本に導入される可能性は高い。期待して待つことにしよう。（写真：ケータハムカーズ・ジャパン）
ケータハム プロジェクトV 主要諸元
●全長×全幅×全高：4255×1893×1226mm
●ホイールベース：2581mm
●車両重量：1190kg未満（目標）
●モーター：交流同期電動機
●最高出力：200kW（272ps）
●最大トルク：未発表
●WLTCモード航続距離：400km（目標）
●駆動方式：RWD
●タイヤサイズ：前235／35R19、後285／30R20
●車両価格：8万ポンド未満〜（英国市場）
