サンリオピューロランドにも導入実績あり
日本マクドナルドは「2050年までにネット・ゼロ・エミッション達成」をコミットメントとして掲げ、店舗運営や事業所施設、サプライチェーンに至るまでさまざまな「サスティナビリティ」活動に取り組んでいます。
今回、発表されたEV向け急速充電インフラの整備に合わせて、2030年までに店舗・オフィスにおける温室効果ガス排出量を50.4%*削減するという中間目標が設定されました。店舗における太陽光パネルのテスト接地拡大などとともに、その取り組みは大きく前進することになりそうです。
日本マクドナルドにインフラを導入する合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長兼CEO:亀山敬司、以下DMM)は、会員数4000万人を超える総合サービスサイト「DMM.com」を運営しています。
1998の創業以来、多種多様な事業を手掛けてきました。動画配信、FX、英会話、ゲーム、3Dプリントなど60以上のサービスに加え、沖縄での「DMMかりゆし水族館」事業といった業種の垣根を超えた事業展開を進めています。
EV充電サービス「DMM EVCHARGE」の開始を発表したのは、2023年5月15日のことでした。
日本国内でEVが普及していくにつれて充電インフラ事業もまた、新規参入が相次いでおり、ライバルもかなり増えているようです。そんな中、「DMM EV CHARGE」は昨年5月の提供開始から8月までのわずか3カ月で、2500基の受注を達成しました。2024年中には、全国で1万基の設置を目指しているといいます
導入(予定含む)実績としては、アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張や同横浜ベイタワーといった人気宿泊施設への設置や、星野リゾートとの業務提携が発表されました。ユニークなところでは、スノーピークの直営キャンプフィールドや、サンリオピューロランドに普通充電器を設置しています。
実は海外では、マクドナルドのフランス法人が2023年11月、国内店舗でのEV急速充電器設置を発表しました。全国700カ所の店舗駐車場に2000基への展開を予定しています。現地でのサービスは20分間の滞在で80%までの充電を想定し、150kWのパワフルな充電インフラが選ばれました。使われる電力は、自然エネルギーが利用されるといいます。
ちなみに日本マクドナルドのテスト設置では当面、90kWの充電器1基で同時に2台のEV充電が可能なモデルが導入されるそうです。