最大180kWまで対応。ながら充電がストレスフリーに
さまざまな施設で「DMM EV CHARGE」の導入が進む理由の一つは、DMMアカウントと連携したアプリ決済に対応している点にありそうです。会員であれば思い立ったらすぐに利用できる利便性は、強く普及を牽引できるはず。商業施設や宿泊施設、公共施設といった経路充電における「ながら充電」には、最適かもしれません。
もうひとつの強みと言えそうなのが、利用ニーズに合わせた多様かつ柔軟な対応でしょう。2024年春からは50kWの充電設備に加えて、一部インポートカーブランドだけが展開する100kW超級の充電能力を備えた設備のサービス提供を、開始する予定です。
具体的には120kWに加え、国内最速クラスの180kWまで対応する予定。これなら、充電待ちのストレスもかなり軽減できそうです。
加えて昨年末には日本で初めて、国内で主流のCHAdeMO方式と北米でデファクトとなっているNACS(North American Charging Standard)の両規格に対応した「ダブルコネクタタイプ急速充電器」導入プランの提供を、スタートしました。
日本では今のところ、テスラ車だけが対応するNACSですが、北米ではほぼ全ての自動車メーカーが充電フォーマットとして採用しています。DMM EV CHARGEとしては、ガソリンスタンドや高速道路のSA、PAなどに設置する予定だそうです。
EVが一般化していく中で、より身近で高性能な充電インフラのニーズはますます増えていくことは確実です。だからこそさまざまなレクリエーション/レジャー/エンターテインメント施設と連携した便利な「ながら充電」は、集客を促進する重要な切り札になる可能性もあります。
それにしてもマクドナルドと急速充電・・・これはそうとうに強力なタッチポイントになりそう。もしも僕に小さな子供がいたとしたら、「家庭内EVシフト」を円滑に進めるための、対奥様向け説得材料として活用させてもらったりするかもしれません。