BYD Auto Japanは2024年3月1日、2024年の日本市場における商品およびマーケティングの戦略について、報道陣向けの発表会を行いました。プロダクト/体験機会/コミュニケーションという3つの要素をアップデートすることで、さらなるビジネスの拡大を目指します。

ATTO3のハード/ソフトをバージョンアップ

2024年、戦略のコアとして提示されたのは3つの「アップデート」です。BYD Auto Japan株式会社 マーケティング部 部長 遠藤友昭氏は、まずはじめに「プロダクトのアップデート」として、日本でも人気のe-SUV ATTO 3の年次モデルを発表しました。

画像: 新色のコスモスブラック。テールゲートのロゴを変更、Dピラープレートをブラックに変更している。

新色のコスモスブラック。テールゲートのロゴを変更、Dピラープレートをブラックに変更している。

ボディカラーと内装色に新色を追加するとともに、テールゲートのロゴ変更など、細部で手が加えられています。とくにインテリアで注目したいのが、インパネセンターに配置されたディスプレイサイズの拡大。従来の12.8インチから一気に15.6インチに拡大されました。

音声認識内容や、Sportifyとアンビエントライトとの連動といったソフトウェアの機能追加も、同時に実施。こちらのサービスは、すでに販売されているATTO3に対しても、OTA(On The Air:無線通信による更新)で提供される予定になっています。

画像: 大型ディスプレイは従来どおり、縦配置にも対応。操作のしやすさはもちろん、ナビゲーションの「視界」も広がりそうだ。

大型ディスプレイは従来どおり、縦配置にも対応。操作のしやすさはもちろん、ナビゲーションの「視界」も広がりそうだ。

さらに年央には、かねてから期待のハイエンド新型セダン「Seal(シール)」の市場導入も決定。型式認定に手間取ったためにドルフィンの登録が計画よりも遅れ気味になっているそうですが、その問題も同時期には解決する、とのこと。

来年以降も、日本のライフスタイルにマッチする「こういうのがあったらいいな」的モデルの導入が計画されていることから、一気に、「BYD」は街中での存在感を増していくことになりそうです。

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