2024年3月9日(現地時間)、F1世界選手権第2戦サウジアラビアGPが西部のジェッダ市街地サーキットで開催され、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。2位にはセルジオ・ペレスが入り、レッドブルが2戦連続の1-2フィニッシュを達成した。

ペレスもペナルティを克服して難なく2位を確保

一方、3番グリッドからスタートしたチームメイトのペレスは、4周目のターン1でペルクレールを攻略。タイヤ交換時のアンセーフリリースで5秒のタイムペナルティを課されたものの、ルクレールを大きく引き離してフィニッシュ。こちらも難なく2戦連続の2位を確保している。

画像: レッドブルにとって、F1参戦371戦にして、115回目の勝利、30回目のワン・ツー・フィニッシュとなった。

レッドブルにとって、F1参戦371戦にして、115回目の勝利、30回目のワン・ツー・フィニッシュとなった。

カルロス・サインツに代わって急遽フェラーリから出場した18歳のベアマンは、11番グリッドからソフトタイヤでスタートすると、徐々に順位を上げて7位までポジションアップ。終盤はステイアウトしていたノリス、ハミルトンの猛追を受けたが、後続とのギャップを守って逃げ切った。

角田裕毅は予選を9番手で終えて決勝レースに期待がかかったが、交換したハードタイヤでのペースが伸びず、前車をとらえることがままならず、14位でフィニッシュ。さらにレース後、ピットアウト時の危険行為でペナルティを受けて15位に降格した。

画像: サウジアラビアGPのタイヤ戦略。ほぼ全車がミディアムタイヤでスタート、7周目にセーフティカーが導入されたため、変則的な1ストップが主流となった。

サウジアラビアGPのタイヤ戦略。ほぼ全車がミディアムタイヤでスタート、7周目にセーフティカーが導入されたため、変則的な1ストップが主流となった。

タイヤを供給するピレリは「スタートでは20人のドライバーのうち18人がミディアムタイヤを選択しました。1ストップが最速の戦略となることはレース前からわかっていました。7周目にセーフティカーが導入されたため、第2スティントが長くなりますが、ほとんどのドライバーがハードタイヤを選択、そのハードタイヤがうまく機能しました。 4人のドライバーがステイアウトしてチャンスを待ちましたが、結局、ヒュルケンベルグが33周目、ハミルトンが36周目、ノリスが37周目、周は41周目にタイヤ交換することになりました。 チェッカーを受けたドライバーのうち、2ストップはボッタスだけでした」と分析している。結果論ではあるが、ソフトタイヤでスタートして、7周目にハードタイヤに交換するのが、最良の戦略だった。

次戦第3戦オーストラリアGPは、3月24日、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催される。(文:新村いつき)

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