ホンダの聖地のひとつ、ホンダコレクションホールが3月1日にリニューアルオープンした。その見どころを、6回に分けてお伝えする。パート1はまず、リニューアルの概容についてレポートする。

特別企画展では、一味違う「テイスト」で魅せる

タイムスリップのドラマは3階へと続く。南フロアは「1985年前後~2000年前後」。レジェンドに始まり、NSXやオデッセイを経て、S2000で締めくくる。

画像: 3階南棟には、二輪/四輪レーシングマシンのヘリテージも展示。挑戦の中からフィードバックされた技術が、市販モデルのパフォーマンスも引き上げていった。

3階南棟には、二輪/四輪レーシングマシンのヘリテージも展示。挑戦の中からフィードバックされた技術が、市販モデルのパフォーマンスも引き上げていった。

そして最後の北フロアは「2000年前後~」。入り口ではASIMOが出迎え、F1のレッドブルホンダを経て、ホンダジェットに至る。こうして計4フロアを巡ればホンダの75年の歴史を知ることとなるのだ。

充実した展示に加えフロアを繋ぐ廊下では「Garage Collection 蔵出し一挙公開企画展」を開催。これは年3回企画を変えて行われるもので6月30日までは「CBヒストリーPart1スーパースポーツバイクの先駆車たち」と題して他社製品も含めてずらりと並べられる。各フロアとは一味違う展示に見入ってしまう。

ニュースはまだある。音声ストーリーガイドの新設。スマートフォンを介して展示を見ながら歴史を知ることができるのだ。さらに1階も見逃せない。南フロアのミュージアムショップはウエア類の充実を図り、ライブラリー&デザインギャラリーでは展示車の情報を収集でき、ワークショップステージでは触れて楽しむこともできる。

画像: 創業50周年を記念し、Hondaの原点を伝える施設として1998年3月に設立された。2023年には、25周年を迎えている。

創業50周年を記念し、Hondaの原点を伝える施設として1998年3月に設立された。2023年には、25周年を迎えている。

リニューアルしたホンダコレクションホールはホンダファンならずとも楽しめる内容に大変貌していた。ここだけのためにツインリンクもてぎに出かけても価値あり、である。

各フロアの詳細はパート2以降で解説します。ご期待ください!(文:河原良雄/写真:伊藤嘉啓)

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