2024年3月30日、東京都心で日本初の本格的な公道自動車レースが開催されました。会場は、東京モーターショーあらためジャパンモビリティショーでおなじみの東京ビッグサイト周辺。電気自動車のF1と言われる専用マシン「フォーミュラE」による2.545km×33ラップ+αの戦い「2024 TOKYO E-PRIX」を観戦しての素朴な印象を、レポートしたいと思います。

移動時間が少ないと言うことは、心にも環境にもたぶん優しい

アグレッシブでありながらしっかりチャンスをものにする、まさに「スマートなドライブ」が、勝利につながったようです。日常的な運転にも、もしかすると生かせる考え方と言えるかもしれません。

画像: ローランドは終始、レースをうまくコントロールしていたと思う。だが、25週目にスリップストリームでエネルギーを節約するために、ギュンターを先行させたことが、結果的には勝利を逃すきっかけとなってしまった。

ローランドは終始、レースをうまくコントロールしていたと思う。だが、25週目にスリップストリームでエネルギーを節約するために、ギュンターを先行させたことが、結果的には勝利を逃すきっかけとなってしまった。

画像: 表彰式もまた、かなり派手にショーアップされていた。会場は、ファンビレッジのメインステージだった。

表彰式もまた、かなり派手にショーアップされていた。会場は、ファンビレッジのメインステージだった。

画像: シューシューと花火的な演出も。写真中央は、ウイナーのギュンター。向かって左が、NISSANのローランド、右が3位のANDRETTIのジェイク・デニスだ。

シューシューと花火的な演出も。写真中央は、ウイナーのギュンター。向かって左が、NISSANのローランド、右が3位のANDRETTIのジェイク・デニスだ。

決勝が終わり、観客席から出口に向かう人波は、JMSの賑わいを凌ぐボリュームがありました。聞けば、それなりのお値段がする有料席も販売から3分で即完売、追加分も同じく3分で即完売だったとか?

人気の背景には、日本で初めての国際レースであったことと同時に、やっぱり「地の利」が大きかったような気がします。行きも帰りも、本当にラクチンですから。公共交通機関は、少し混んでいましたけど。

ワタクシ事ですがこの記事は観戦を終えてから、東京新橋の編集部まで戻って書いています。これがたとえば富士スピードウェイだったら現場(プレスルーム)で書いて、帰宅はおそらく日付が変るころ。今日はちゃんと、夕ご飯が自宅で食べられそうです。

ホント、近くて良かった。日常のそばに寄り添う非日常的時間を楽しむのは、移動がもたらすさまざまなストレスも含めて、もしかするととっても環境に優しいことになるのかもしれません。

2024 TOKYO E-PRIX 決勝リザルト

1位 マクシミリアン・ギュンター(Maserati MSG RACING) 53:34:665
2位 オリバー・ローランド(NISSAN FORMULA E TEAM) +0:00:755
3位 ジェイク・デニス(ANDRETTI FORMULA E) +0:01:405

This article is a sponsored article by
''.