「骨付き」はチキンもクルマも、ひと味違うらしい
33インチのオールテレーンタイヤに18インチホイールを備えた、史上初のオーバートレイルグレード!・・・新型レクサスGX550の北米版プレスリリースでも、「オーバートレイル」はちょっと別枠の特別扱いで紹介されています。

どちらかと言えば無骨なスクエアボディだが、レクサスならではのスピンドルボディコンセプトが、不思議な洗練感を印象付ける。オーバートレイルのようなブラックのオーバーフェンダーがないぶん、ラグジュアリーSUVとしての上級感が際立つ。
当然のように本誌「MotorMagazine5月号」でも、やっぱり注目したのはオーバートレイル(正確にはオーバートレイル+)でした
テスターは、渡辺敏史さん。タフな砂漠地帯と荒野が広がる北米アリゾナ州南部の都市、ツーソンを舞台にGXとLXの立ち位置の違いに関する考察を絡めながら、「骨(ラダーフレーム)付き」のラグジュアリーモデルが醸し出す魅力を、語っています。

5005mmの全長はオーバートレイル同等だが、全幅、全高ともに20mm狭く、低い。リアトレッドなど、細部で細かく最適化されている。
というわけでオーバートレイルについては本誌をご覧いただくとして、Webモの方で注目したのは、最上級グレードと思しき「ラグジュアリー+(プラス)」です。実は、ベースグレードのプレミアムやオーバートレイルにもこの+が設定されているのですが、差別化の基準が今一つ判然としません。
ただラグジュアリーの+に関して言えば、唯一無二の機能装備が標準でかなり充実している印象があります。そもそもオーバートレイル以外は7人乗りに加えてキャプテンシート仕様の6人乗りが設定されているところからして、かなり上級志向が強いことがおわかりいただけるでしょう。

2列目シートは、写真のキャプテンチェアタイプと、60:40分割の折り畳み式ベンチシートの2タイプが用意されている。シートヒーターも設定。インテリアカラーは、ブラック、ダップルグレー、サドリタンを用意。セミアニリンレザーとNuLuxeトリムインテリアが設定される。

3列目もパワーシートとマニュアルシートの選択が可能。一見すると、左右幅にゆとりがありそうだ。