CX-80は事実上のCX-8の後継車だ
今回ティザーが始まったCX-80は3列シートを備えた大型SUVです。主に欧州や日本などで展開され、2023年末に生産を終了したCX-8の後継車にあたります。北米やオーストラリアでは、同じく3列シートを備えたCX-90が発売されていますが、こちらの全幅を欧州や日本の道路環境に合わせて狭めたナロー版とも言えます。
ただし、全長約5m、ホイールベースは3m以上と日本の自動車メーカーが作るSUVの中ではかなり大柄なボディの持ち主です。
ラインナップされるパワーユニットの種類やグレード構成といった詳細はまだ発表されていませんが、CX-60から採用が始まり、CX-90やCX-70(CX-90の2列シート仕様)に採用されているFRベースの駆動システムを採用することは確実視されています。
またシートのバリエーションはCX-8と同じく、センターコンソールを備えた2列目キャプテンシートを用意するなど、マツダのフラッグシップに相応しいものになります。
欧州では2024年秋からデリバリーが始まる予定だ
今回公開されたティザー写真は、ボディのリアセクションの一部のみをクローズアップしたものでボディの全体像を見ることはできません。ですが、リアクォーターウインドウはCX-60とは形状も大きさも異なり、CX-80のほうが大きく見えます。ここからも3列目シートを備えていることがうかがい知れます。
CX-80のティザーはマツダの欧州法人が運営する公式サイトや公式YouTubeチャンネル(リンクはMazda UK)などで始まっており、4月18日の発表に向けたカウントダウンも始まっています。
なお欧州での販売スケジュールは、2024年5月から先行予約が始まり同年秋からディーラーでの販売が始まる予定です。CX-8のような人気車種になれるか、要注目です。