ホンダの聖地のひとつ、ホンダコレクションホールが3月1日にリニューアルオープンした。その見どころを、6回に分けてお伝えする。パート5は3階の北フロアの展示内容について。ロボット、飛行機、新エネルギー車・・・これまで以上の領域へと、ホンダの「夢」は歩みを進めていく。
そこにあるのはいつだって「強い憧れ」
21世紀のホンダ、入り口で出迎えてくれるのは3人のASIMOだ。鉄腕アトムがきっかけという2足歩行ロボットである。
改良に改良を重ね最終型は身長130cm、体重48kgと人間に近いスペック。リニューアル前は1F南フロアでASIMOショーも行われていた。
市販車は3台。インサイトは1999年に登場したホンダ初のハイブリッド車。3気筒の1Lエンジン+モーターという構成で、アルミボディなどの軽量化、CD値0.25の空力とホンダ流の徹底ぶりがうかがえる。
並ぶFCXは2002年にリース販売された燃料電池車で最終ユニットはホンダ製だった。この思いは08年のFCXクラリティに受け継がれる。
そして01年登場のフィット。コンパクトながらガソリンタンクを助手席下に配したセンタータンクレイアウトで広く使いやすい室内空間を実現。このレイアウトはその後N-BOXなどにも採用され今もホンダの看板技術となっている。
F1は2台。第3期の2000年のB・A・Rホンダ006。04年には11回表彰台に上がるも優勝は叶わず。