ここまでヒョンデ2勝、トヨタ2勝。2強が互角の戦い
2024年の世界ラリー選手権は、ここまでヒョンデ2勝、トヨタ2勝で推移。今シーズンから新しいポイントシステムが導入されたが、マニュファクチャラーズポイントでも互角の戦いとなっている。
一方、ドライバーズ選手権も、ティエリー・ヌーヴィル(ヒョンデ)、エサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)、カッレ・ロバンペラ(トヨタ)、セバスチャン・オジェ(トヨタ)と毎戦ウイナーが入れ替わる混戦模様。まだ複数回勝利をあげたドライバーはいない。
トヨタはこのラリーに、カッレ・ロバンペラ、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジェ、勝田貴元の4台がエントリー。今季初めてフルメンバーでのぞむ。一方のヒョンデは、ティエリー・ヌーヴィル、オイット・タナックに、グラベルを得意とするダニ・ソルドの布陣で対抗する。
2024年 WRCマニュファクチャラーズズランキング(第4戦終了時)
1位 トヨタ 176
2位 ヒョンデ 169
3位 Mスポーツ・フォード 96
2024年 WRCドライバーズランキング(第4戦終了時)
1位 T.ヌーヴィル(ヒョンデ)86
2位 E.エバンス(トヨタ)80
3位 A.フルモー(Mスポーツ・フォード)59
4位 O.タナック(ヒョンデ)53
5位 S.オジェ(トヨタ)45
5位 勝田貴元(トヨタ)45
7位 K.ロバンペラ(トヨタ)31
8位 E.ラッピ(ヒョンデ)23
昨年はライバルが後退する中、トヨタのロバンペラが完勝
昨年のラリー・ポルトガルはトヨタのカッレ・ロバンペラが完勝。初日にあっさりと首位を奪うと、エルフィン・エバンス(トヨタ)が序盤でリタイア。さらに、オィット・タナック(Mスポーツ・フォード)がパンク、ティエリー・ヌーヴィル(ヒョンデ)もターボトラブルに見舞われて後退、とライバルたちが苦戦する中、ロバンペラは最終パワーステージでもベストタイムをマークし、フルポイントとなる30点を獲得した。
【参考】2023年 WRC第5戦ラリー・ポルトガル 結果
1位:K.ロバンペラ(トヨタ GRヤリス ラリー1)3h35m11.7s
2位:D.ソルド(ヒョンデ i20 N ラリー1)+54.7s
3位:E.ラッピ(ヒョンデ i20 N ラリー1)+1m20.3s
4位:O.タナック(フォード プーマ ラリー1)+2m04.1s
5位:T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20 N ラリー1) +8m22.5s
6位:G.グリーンスミス(シュコダ ファビア RS ラリー2)+9m43.4s
7位:O.ソルベルグ(シュコダ ファビアRS ラリー2)+9m44.6s
8位:A.ミケルセン(シュコダ ファビア RS ラリー2) +10m26.4s
9位:Y.ロッセル(シトロエン C3 ラリー2))+11m33.2s
10位:T.スニネン(ヒョンデ i20 N ラリー1)+12m16.3s
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33位:勝田貴元(トヨタ GRヤリス ラリー1)