最大トルク1000Nmの高性能ながら電気のみで80km走行可能
コンチネンタルGTはラグジュアリーグランツアラーとして2020年に発表されてから、ベントレー再生の幕開けとなったモデルだ。当時、ベントレーの年間販売台数は1000台前後だったが、初代コンチネンタルが登場してから約4年で1万台以上に増加したというから驚きだ。
第2世代のコンチネンタルGTは2011年当初、W12気筒エンジンを搭載して発売されたが、2012年には4L V8エンジンを新たに導入している。
そして第3世代のコンチネンタルGTは2018年に登場し、新しい専用プラットフォームをベースに、新エンジン、新サスペンション、新電装アーキテクチャー、新技術、新内外装が採用された。
そして第4世代となる新型コンチネンタルGTは、ベントレーの新しいウルトラパフォーマンスハイブリッドパワートレーンを搭載した最初のモデルとして、6月に発表予定だ。
この新パワートレーンは最高出力782ps、最大トルク1000Nmという驚異のハイパフォーマンスを実現しながら、電気のみで80km走ることが可能。さらに環境性能に配慮し、50g/km以下のCO2排出量(WLPT)を実現する。
また、トルクベクタリング機能付きアクティブAWD、AWS、電子制御リミテッドスリップディファレンシャル、48V電動アクティブアンチロールコントロール、新型デュアルバルブダンパーなど、最新世代のシャシテクノロジーを採用する。
新型コンチネンタルGTは、105年のベントレーの歴史の中で最もパワフルで、最もダイナミックな性能を持つロードカーであるだけでなく、すべてのベントレーの代名詞であるハンドクラフトの贅沢さと卓越した素材はそのままに、最もサステナブルなモデルとなる。
現時点で価格などは公表されておらず、2024年6月の正式発表を待ちたい。