2024年6月7日、 F1第9戦カナダGPがモントリオール セント・ローレンス川にある人工島に作られたジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開幕する。モナコほど特殊なコースではないが、パーマネントサーキットとは異なる半公道サーキットでどんなレースが繰り広げられるか楽しみだ。

ピレリの分析「グリップが低い状態ではグレイニングに注意が必要」

昨年2023年は、3連勝中のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションから好ダッシュで主導権を奪うと、その後のセーフティカーのタイミングでミディアムからハードへの1回目のタイヤ交換、レース後半のハードからミディアムへの2回目のタイヤ交換でも首位を譲ることなくトップチェッカー。

画像: 昨年のカナダGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションから首位を譲ることなく優勝を飾った。

昨年のカナダGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションから首位を譲ることなく優勝を飾った。

最速ラップこそ最終盤にタイヤ交換したチームメイトのセルジオ・ペレスに譲ったものの、2位のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を寄せつけず、完璧なレースで5連勝を飾り、8戦目(エミリア・ロマーニャGPは中止)にしてシーズン6勝目を挙げた。

画像: 昨年のカナダGPのタイヤ戦略。1ストップが十分に可能だが、セーフティカーの導入で2ストップが有利となった。

昨年のカナダGPのタイヤ戦略。1ストップが十分に可能だが、セーフティカーの導入で2ストップが有利となった。

【参考】2023年F1第9戦カナダGP決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)70周
2位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+9.570s
3位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +14.168s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+18.648s
5位 55 C.サインツ(フェラーリ) +21.540s
6位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+51.028s
7位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+60.813s
8位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)+61.692s
9位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+64.402s
10位 77 V.ボッタス(アルファロメオ・・フェラーリ)+64.432s
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14位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+73.423s
18位 21 N.デフリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)+1周
ファステストラップ 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)

画像: 今年のカナダGPを前にピレリが公表した分析データ。

今年のカナダGPを前にピレリが公表した分析データ。

タイヤを供給するピレリは「今年はコース全体が再舗装され縁石が交換されました。このトラックはグリップが高くなく、摩耗も少ないため、タイヤにとって最も簡単なトラックの ひとつですが、金曜日のグリップが低い状態ではグレイニングに注意が必要です。また、交換された縁石、ランオフエリアが芝生に置き換えられたターン 4から5 のシケインもポイントになりそうです。タイヤはもっとも柔らかいセット、ハード=C3、ミディアム=C4、ソフト=C5のコンパウンドを供給します。これは昨年と同じ組み合わせですが、昨年のレースでは3 つのコンパウンドがさまざまな戦略で活躍し、12周目にセーフティカーが導入されたことで2ストップが勝利戦略となりました。今年もセーフティカーの導入、天候や気温の変化がポイントになるでしょう」と分析している。

さて2024年のカナダGPはどんなレースとなるのか。第9戦カナダGPは6月7日13時30分(日本時間8日2時30分)から始まるフリー走行で開幕、決勝は6月9日14時(日本時間10日3時)にスタートする。

2024年F1第9戦カナダGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:6月7日13時30分〜14時30分(日本時間8日02時30分〜03時30分)
フリー走行2回目:6月7日17時〜18時(日本時間8日06時〜07時)
フリー走行3回目:6月8日12時30分〜13時30分(日本時間9日01時30分〜02時30分)
予選:6月8日16時〜17時(日本時間9日05時〜06時)
決勝(70周):6月9日14時〜(日本時間10日03時〜)

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