ピレリの分析「タイヤにとっても最も技術的に厳しいコース」

昨年2023年のスペインGPでは、ポールポジションからスタートを決めたフェルスタッペン(レッドブル)がそのまま全周回で首位を維持し、最速ラップも決めて独走で優勝。レースを完璧に制する「グランドスラム」を演じた。

画像: 昨年2023年はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が圧倒的な速さでスペインGPを制した。

昨年2023年はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が圧倒的な速さでスペインGPを制した。

昨年のこの時期はレッドブルが圧倒的な速さを見せており、2番手以下に大差をつけても大きな驚きはなかったが、今年は昨年のような差がつくようなレースにはならないはずだ。

画像: 昨年2023年のスペインGPのタイヤ戦略。ライバルたちがスタートでソフトタイヤを選択して逆転を狙ったが、ミディアムタイヤのフェルスタッペンを攻略することはできなかった。

昨年2023年のスペインGPのタイヤ戦略。ライバルたちがスタートでソフトタイヤを選択して逆転を狙ったが、ミディアムタイヤのフェルスタッペンを攻略することはできなかった。

【参考】2023年F1第8戦スペインGP決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)66周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +24.090s
3位 63 G.ラッセル(メルセデス) +32.389s
4位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+35.812s
5位 55 C.サインツ(フェラーリ) +45.698s
6位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+63.320s
7位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+64.127s
8位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)+69.242s
9位 24 周冠宇(アルファロメオ・フェラーリ)+71.878s
10位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+73.530s
・・・・・・・・・・・・・
12位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+75.416s
14位 21 N.デフリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)+1周
ファステストラップ 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)

タイヤを供給するピレリは「カタロニア・サーキットは車にとってもタイヤにとっても最も技術的に厳しいコースの1つです。そのため、最も硬い3つのコンパウンド、つまりハード=C1、ミディアム=C2、ソフト=C3を選択しました。ストレート以外にもありとあらゆるタイプのコーナーがあり、ターン3やメインストレートにつながるターン13と14の組み合わせなど、一部のコーナーは非常に高速で走行します。14 のコーナーのうち 9 つが右カーブであるため、特に左側のタイヤにかかる横方向の力が大きくなります。カタロニア・サーキットは厳しいコースであり、すべてのチームが不安を抱えています。戦略の面では2ストップが最も速いと予想されますが、デグラデーションが大きければ、昨年のレースではオーバーテイクが以前よりも容易であることが証明されたので、3ストップが速い可能もあります」と分析している。

さて2024年のスペインGPはどんなレースとなるのか。第10戦スペインGPは6月21日13時30分(日本時間20時30分)から始まるフリー走行で開幕、決勝は6月23日15時(日本時間22時)にスタートする。

2024年F1第10戦スペインGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:6月21日13時30分〜14時30分(日本時間20時30分〜213時30分)
フリー走行2回目:6月21日17時〜18時(日本時間24時〜25時)
フリー走行3回目:6月22日12時30分〜13時30分(日本時間19時30分〜20時30分)
予選:6月22日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
決勝(66周):6月23日15時〜(日本時間22時〜)

This article is a sponsored article by
''.