ピレリの分析「タイヤにとっても最も技術的に厳しいコース」
昨年2023年のスペインGPでは、ポールポジションからスタートを決めたフェルスタッペン(レッドブル)がそのまま全周回で首位を維持し、最速ラップも決めて独走で優勝。レースを完璧に制する「グランドスラム」を演じた。
昨年のこの時期はレッドブルが圧倒的な速さを見せており、2番手以下に大差をつけても大きな驚きはなかったが、今年は昨年のような差がつくようなレースにはならないはずだ。
【参考】2023年F1第8戦スペインGP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)66周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +24.090s
3位 63 G.ラッセル(メルセデス) +32.389s
4位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+35.812s
5位 55 C.サインツ(フェラーリ) +45.698s
6位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+63.320s
7位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+64.127s
8位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)+69.242s
9位 24 周冠宇(アルファロメオ・フェラーリ)+71.878s
10位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+73.530s
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12位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)+75.416s
14位 21 N.デフリース(アルファタウリ・ホンダRBPT)+1周
ファステストラップ 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)
タイヤを供給するピレリは「カタロニア・サーキットは車にとってもタイヤにとっても最も技術的に厳しいコースの1つです。そのため、最も硬い3つのコンパウンド、つまりハード=C1、ミディアム=C2、ソフト=C3を選択しました。ストレート以外にもありとあらゆるタイプのコーナーがあり、ターン3やメインストレートにつながるターン13と14の組み合わせなど、一部のコーナーは非常に高速で走行します。14 のコーナーのうち 9 つが右カーブであるため、特に左側のタイヤにかかる横方向の力が大きくなります。カタロニア・サーキットは厳しいコースであり、すべてのチームが不安を抱えています。戦略の面では2ストップが最も速いと予想されますが、デグラデーションが大きければ、昨年のレースではオーバーテイクが以前よりも容易であることが証明されたので、3ストップが速い可能もあります」と分析している。
さて2024年のスペインGPはどんなレースとなるのか。第10戦スペインGPは6月21日13時30分(日本時間20時30分)から始まるフリー走行で開幕、決勝は6月23日15時(日本時間22時)にスタートする。
2024年F1第10戦スペインGP タイムスケジュール
フリー走行1回目:6月21日13時30分〜14時30分(日本時間20時30分〜213時30分)
フリー走行2回目:6月21日17時〜18時(日本時間24時〜25時)
フリー走行3回目:6月22日12時30分〜13時30分(日本時間19時30分〜20時30分)
予選:6月22日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
決勝(66周):6月23日15時〜(日本時間22時〜)