面倒な充電を自動でしてくれるロボットも開発

画像: ACR(Automatic Charging Robot)によって充電されるヒョンデのBEVサルーン「IONIQ 6」。

ACR(Automatic Charging Robot)によって充電されるヒョンデのBEVサルーン「IONIQ 6」。

駐車場向けロボットとしてはこのほかに自動充電ロボット(ACR=Automatic Charging Robot)も開発されています。こちらは先述の駐車ロボットと一元的に運用する「スマート駐車管理システム」の一部として機能するものです。

このシステムもHyundai WIAが開発したものです。想定される運用フローは、最大50台の駐車ロボット(最大50台)によりクルマを駐車スペースから充電エリアに輸送。ACRはナンバープレートを認識してそのクルマのバッテリーの充電状況を把握して最適な充電を行います。

さらにスゴイのは、ACRには深層学習を応用した充電ポート認識機能が備わっていることです。これによりクルマの充電ポートの認識、充電器の脱着も自動で行う点です。充電が終われば駐車ロボットが駐車スペースにクルマを自動で戻してくれます。

ちなみに「スマート駐車管理システム」を用いた電気自動車(EV)充電サービスは2024年度の第3四半期から提供される予定です。

画像: Automatic Charging Robot: Providing EV charging service youtu.be

Automatic Charging Robot: Providing EV charging service

youtu.be

実は自動車と無縁ではないロボット技術

画像: 2016年発表の日産 プロパイロットチェア。順番待ちで座っていた人がいなくなると自動で列の最後尾に移動する。

2016年発表の日産 プロパイロットチェア。順番待ちで座っていた人がいなくなると自動で列の最後尾に移動する。

こういったロボット技術は、実はクルマととても親和性の高いのです。例えばロボットの姿勢制御や運行、周囲の認識といった技術はクルマのADASに通じるものです。また、クルマの電動化や電子制御化が進めば、こういった技術をより採り入れやすくなります。

実は国内外を問わず、多くの自動車メーカーでも今回のヒョンデのような技術を開発しています。またそれらを転用したロボットやeモビリティの研究もされており、その一部はモビリティショー(モーターショー)などでも披露されてきました。こういった自動車メーカーの取り組みを調べてみるのも一興かもしれません。

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