2024年7月4日、三菱自動車は8月11日(日)~17日(土)にタイ南部~中部で開催されるアジア最大のクロスカントリーラリー「アジアクロスカントリーラリー(AXCR)」に、新型トライトンで参戦するチーム体制を発表した。また当日はオートランド千葉のダートトライアルコースにテストカーを持ち込んで、メディア向けの取材会も行われた。(写真:伊藤嘉啓、三菱自動車)

悪路走破性を大幅に高めたトライトンで総合優勝を狙う

「AXCR」は1996年に初開催されて以来、今年で29回を数えるアジア最大のクロスカントリーラリー。いわばダカールラリーのアジア版とも言えるイベントだ。コースは毎年変わるが、近年はタイを出発しマレーシア、シンガポール、中国、ラオス、ベトナム、カンボジア、ミュンマーなどを舞台に開催されている。

画像: アジアクロスカントリーラリー2024に参戦する三菱トライトン。操作性の良さ、俊敏な走り、耐久性の高さを特徴とする。

アジアクロスカントリーラリー2024に参戦する三菱トライトン。操作性の良さ、俊敏な走り、耐久性の高さを特徴とする。

ダカールラリーのように砂漠を全開で走るというものとは少し異なるが、アジア特有の気候や路面の中、ジャングルや沼地、川などを巡る走行は、ひとたび雨が降れば脱出も困難な状況となる。一方で晴れれば灼熱の太陽にさらされた路面が硬まり、クルマやドライバーを容赦なく痛めつける。その過酷さはダカールラリーにも勝る、と恐れられている。

三菱自動車が技術支援する「チーム三菱ラリーアート」の、トライトンによるAXCR参戦は今年で3年目。参戦初年度でいきなり総合優勝を果たすと、新型モデルに切り替えた昨年度は総合3位に入賞した。トライトンの、悪路における優れた操縦性と走破性、高い耐久性が証明されたカタチだ。2024年はさらに、動力性能を大幅に高めて2年ぶりの総合優勝を目指す。

「チーム三菱ラリーアート」は、タントスポーツ(タイ)がチームを運営し、三菱自動車の開発部門が参戦車両を開発、三菱自動車が技術支援を行う。ほぼワークスチームとも言える体制で、ダカールラリーで2連覇した実績を持つ増岡浩氏を総監督に、開発部門のエンジニアがチームに帯同してテクニカルサポートも行う。

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