1970年代のレースシーンを席巻した伝説の勇姿をオマージュ
TOM'S(以下、トムス)は1974年の創業以来、トヨタのオフィシャルチューナーとして、主にトヨタ車向けのアフターパーツやコンプリートカーなどの開発・販売を手掛けるほか、スーパーGTやスーパーフォーミュラをはじめ、国内外のレースにトヨタのセミワークスチームとして参戦。カシオは「EDIFICE(以下、エディフィス)」ブランドで2013年よりオフィシャルパートナーとして同チームをサポートしている。
今回発表されたスポーツウオッチ「エディフィス EFS-S641TMS-1AJR」は、トムス設立50周年を記念し、同社の創世記を支えた歴史的レーシングカー「TOM'S スターレット KP47」をオマージュ。2018年のレストアプロジェクトで当時の姿を完全再現した特別車両をエディフィス開発チームがリサーチ。カラーやディテールなど、1970年代のレースシーンを席巻した伝説の勇姿とトムスの栄光を、エディフィスらしいダイナミックなデザインに落とし込んでいる。その主な特徴を紹介しておこう。
1)カラーリング
1970年代のマイナーツーリングレースで、ポールポジション22回、優勝20回、シリーズチャンピオン3回を記録し、設立まもないトムスの名を一躍有名にした「TOM'S スターレット KP47」。その勇姿を象徴するホワイト/レッド/グリーンのボディカラーを、文字板をはじめ随所に配色。ノスタルジックな名車の面影と、サーキットを駆ける躍動感あふれるイメージを表現した。
2)文字板造形
「TOM'S スターレット KP47」のフロントグリルをモチーフにしたハニカムパターンと、同車に搭載された3K-Rエンジンのヘッドカバーをイメージしたパープルカラーを、2層構造のシースルーデザインで表現。3時位置にTOM'Sロゴを配置した。
3)インダイアル
「TOM'S スターレット KP47」が履く井桁ホイールをモチーフに、上下のインダイアルをデザイン。トムス オリジナルの特徴的なスポーク形状をシルエットであしらいながら、盤面の透過率を確保することで、インダイアル部でのソーラー発電を可能にしている。
4)ガラス印刷
スーパーGTやスーパーフォーミュラなどに参戦するトムスのエースカーナンバー「36」を、ミニッツマーカーの36分位置にガラス印刷。文字板の3時位置にはトムスの現行ロゴをあしらい、次なる50年に向けて挑戦を続けるトムスのスピリットを刻んだ。
5)限定仕様
トムス オフィシャルウオッチの証として、トムスとエディフィスのダブルネームロゴを裏蓋に刻印。「TOM'S スターレット KP47」の車体カラーである、ホワイト/レッド/グリーンを基調にしたデザインに、「TOM'S」の新旧ロゴをレイアウトしたスペシャルパッケージを用意した。
他にも、オリジナル革バンド、ダブル遊環、サスペンションアームデザインのカーボンファイバー強化樹脂ケース、1回のフル充電で約5ヵ月間駆動できるソーラー充電システム、傷に強く透明度が高いサファイアガラス、10気圧防水、ストップウオッチ機能、日付表示などの機能を搭載。価格(税込)は、4万4000円となっている。