ラッセルが1ストップの奇策成功もレース後に波乱
上位陣では唯一1ストップ戦略を完遂、ラッセルが6番グリッドスタートから見事に逆転勝利を飾ったかに見えたベルギーGP。しかしレース後に思わぬ波乱が待っていた。

タイヤの劣化が激しいスパ-フランコルシャンサーキットで1ストップ戦略を見事に成功させトップでチェッカーを受けたジョージ・ラッセル(メルセデス)。優勝かと思われたが。

決勝レースはドライコンディション、気温22度、路面温度40度でスタート。
レースの大半で主導権を握っていたのはハミルトンだった。3番グリッドからスタートしたハミルトンはスタートからの攻防で2番グリッドのセルジオ・ペレス(レッドブル)を抑え込むと、3周目にはポールポジションスタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜いて首位へ。
その後1回目のピットストップのタイミングでステイアウトするカルロス・サインツ(フェラーリ)に先行を許す局面はあったが、21周目のサインツのピットインで再び首位を奪うと、その後も後続のフェラーリ、マクラーレン、レッドブルよりも速く安定したペースで走行。27周目に行った2回目のタイヤ交換でも逆転を狙ったルクレールのアンダーカットを許さず、あとはまだタイヤ交換していないドライバーのピットインを待つだけの状態となった。
しかし、ここで思わぬ伏兵が現れる。レース中盤までほとんど目立たなかったラッセルが1回目のタイヤ交換で履いたハードタイヤでの好ペースを見て1ストップを決断、30周目にピアストリが2回目のタイヤ交換に入った時点でトップに立ったのだ。
この時点でハミルトンとの差は約6秒。残り14周、フレッシュなタイヤを履いたハミルトンの攻撃を耐えるのは厳しいかと思われたが、最後までラッセルは耐え抜きトップでチェッカーを受けた。