アストンマーティン ジャパンは、2024年8月30日(金)まで、東京都港区の「アストンマーティン青山ハウス」で、世界限定38台のスペシャルモデル「ヴァリアント(Valiant)」を展示中だ。

ヴァラーをベースにF.アロンソの要望から誕生

画像: オールカーボンファイバー製ボディワークとエアロダイナミクスパーツが軽量化とダウンフォース増大を実現した。

オールカーボンファイバー製ボディワークとエアロダイナミクスパーツが軽量化とダウンフォース増大を実現した。

ヴァリアントは、2023年にアストンマーティンが創業110周年を記念して製作した110台限定のスペシャルモデル「ヴァラー(Valour)」をベースに、アストンマーティンのビスポークサービス「Q by アストンマーティン」が手がけた、世界限定38台のスーパースペシャルモデルだ。

デリバリーは2024年第4四半期に開始予定のため、今回お披露目されたモデルはモックアップのプロトタイプなのだが、ヘッド of Q スペシャルプロジェクトセールスのサム・ベネット氏が同時に来日して、ヴァリアントについて語ってくれた。

アストンマーティン F1チームのドライバーであるフェルナンド・アロンソ選手が「軽量で過激さを増した、レーシングカーの要素を取り入れたヴァラーが欲しい」という要望を出したところから、ヴァリアントは生まれた。公道よりもサーキット走行を重視したセッティングとし、シャシの強化や軽量化が図られている。

画像: インテリアもヴァリアント専用にヴァラーからカスタマイズされている。6速MTはスケルトンタイプだ。

インテリアもヴァリアント専用にヴァラーからカスタマイズされている。6速MTはスケルトンタイプだ。

フロントのボンネット下に搭載されるのは、最高出力745psと最大トルク753Nmを発生する5.2LのV12ツインターボエンジン。これに6速のマニュアルトランスミッションを組み合わせている。アロンソ選手はヴァリアントの出来栄えに満足し、2024年のグッドウッド フェスティバル of スピードのヒルクライムで、スペシャルカラーのヴァリアントでデモ走行を行った。

なお、世界限定の38台(アロンソ選手用の1台も含む)は既にすべて売約済みであり、日本の顧客にも何台か販売されているというが、車両価格は公表されていない。

おそらく、日本にやって来るヴァリアントを公道で見る機会はまずないだろう。それならばモックアップでもいいから、このヴァリアントを実際に見ておきたい!という人のために、2024年8月30日(金)までアストンマーティン青山ハウス(水曜定休、8月15日は夏季休業)で展示されている。

画像: 今回、ヴァリアントとともに来日した、ヘッド of Q スペシャルプロジェクトセールスのサム・ベネット氏。

今回、ヴァリアントとともに来日した、ヘッド of Q スペシャルプロジェクトセールスのサム・ベネット氏。

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