そして舞台は一般公道へ。「ようやく走れた日本の道」で驚いた
サーキット試乗に続いてMotorMagazine 2024年10月号では、別の意味での「本領」を公道で試すことができました。乗り手は自動車評論家 西川 淳氏。冒頭から、「ランボルギーニのフラッグシップの走り方が、まるで変わった」と、その驚きを語っています。
その意味するところをもう少しだけ詳しく言えば、「カウンタック以降、連綿と続いていた猛牛フラッグシップの走りをまったく別次元へと変えてしまったのだ」となります。もっと掘り下げれば「サーキットに持ち出さずとも一般道ですでにとてつもない高性能を実感できる」ということ。
背景にはやはり「電動化」の恩恵があるようです。さまざまな意味で「すべてが計算され尽くされた制御のおかげ」と西川氏。
「さらば、LP」
「グッバイ、クンタッチ」
そんな一抹の寂しさを伴うコメントをつぶやきながらも、ハンドルを握る先に見えるのは、確かな進化と「新世代のスーパーカーかくありき」という喜びに他ならない様子。そして「ただただ唖然とするばかり」の先に、さらなる衝撃的(あるいはもしかすると笑劇的?)ひとことが、待っています。(文:Webモーターマガジン編集部)
ランボルギーニ レヴエルト 主要諸元
●Engine
型式:L545
種類:V12DOHC
総排気量:6498cc
ボア×ストローク:95.0×76.4mm
圧縮比: 12.6
最高出力: 607kW(825ps)/9250rpm
最大トルク:725Nm(73.9kgm)/6750rpm
WLTPモード燃費:11.86km/L
CO2排出量: 276g/km
●Motor&Battery
搭載バッテリー種類:リチウムイオン
フロントモーター最高出力:110/10000rpm
リアモーター最高出力:220kW/3500rpm
システム最高出力:746kW(1015ps)
●Dimension&Weight
全長×全幅×全高:4947×2033×1160mm
ホイールベース:2779mm
トレッド 前/後:1720/1701mm
車両重量(乾燥重量):1772kg
●Chassis
駆動方式:4WD
トランスミッション:8速DCT
サスペンション形式 前:ダブルウイッシュボーン/後:ダブルウイッシュボーン
ブレーキ 前/後:Vディスク/Vディスク
タイヤサイズ 前、後:265/35R20、345/30R21
●Performance
最高速度:350km/h
0→100km/h加速:2.5sec
●Price車両価格:65,430,000円