「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2012年当時、日本導入が間近なBMWの最新モデルをまとめて試乗してみた。

BMW アクティブハイブリッド3(2012年:車種追加)

画像: 全長4624×全幅1811×全高1429mm、車両重量:1655kg、エンジン種類:直6 DOHCターボ+モーター、排気量:2979cc、最高出力:225kW(306ps)+40kW(55ps)、最大トルク:400Nm(40. 8kgm)+210Nm(21.4kgm)

全長4624×全幅1811×全高1429mm、車両重量:1655kg、エンジン種類:直6 DOHCターボ+モーター、排気量:2979cc、最高出力:225kW(306ps)+40kW(55ps)、最大トルク:400Nm(40. 8kgm)+210Nm(21.4kgm)

BMWの新車攻勢が止まらない。今年(編集部註:2012年)に入ってから3シリーズをフルモデルチェンジし、6シリーズに4ドアクーペを加えた。さらに5シリーズにハイブリッド車を追加するなど、量販車から高級車にエコモデルと、幅広い車種展開を見せている。

そんなBMWが、さらにニューモデルを発表し、本社のあるミュンヘンでプレス試乗会を開催した。用意されたモデルはアクティブハイブリッド3、3シリーズ ツーリング、そしてM135iの3車種。次々に新型を送り込んでくるところに、BMWの底力を感じさせる。

最初にハンドルを握ったのは、アクティブハイブリッド3。3シリーズ セダンをベースにしたハイブリッド車だ。BMWのハイブリッドは最初に7シリーズに投入、その後X6、5シリーズに追加されている。しかも、すごいのは新型を出すたびにシステムが進化していること。流用ではなく、新開発なのだ。

アクティブハイブリッド3も、5ではEV走行が60km/hで4km可能だったが、3では75km/hまで引き上げられた。直6の3Lターボは300ps/400Nm、モーターは55ps/210Nm。システム出力は340ps/450Nm。8速ATと組み合わせEUモード燃費は16.9km/Lを達成。一方で0→100km/h加速を5秒台で走りきるスポーツ性も両立させている。実際に試乗中でもオーバー200km/hで走行し、燃費も12km/Lを達成している。

このアクティブハイブリッド3は日本でも予約を受け付け始め、車両価格は699万円から。BMWの本気を感じるのは、ベースグレードからMスポーツまで5グレードを用意したこと。1車種で5グレードというのは、トヨタのハイブリッド車でもなかなかないことなのだから。

画像: 2012年当時は、日本仕様の3シリーズでストレート6を味わいたいなら、このアクティブハイブリッド3を選ぶしかなかった。

2012年当時は、日本仕様の3シリーズでストレート6を味わいたいなら、このアクティブハイブリッド3を選ぶしかなかった。

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