昨年はフェラーリのサインツがポールからそのまま逃げ切り

昨年のシンガポールGPは、オーバーテイクが難しいストリートコースの特徴を生かして、ポールポジションから好スタートを切ったフェラーリのカルロス・サインツがそのまま逃げ切った。

画像: 昨年のシンガポールGPでは、フェラーリのカルロス・サインツがレースをコントロールして、ポールポジションからそのまま逃げ切った。

昨年のシンガポールGPでは、フェラーリのカルロス・サインツがレースをコントロールして、ポールポジションからそのまま逃げ切った。

サインツはあえて抜かれない程度にペースを落として2番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)以下をコントロール。メルセデスの2台は、レース後半に出たバーチャルセーフティカーのタイミングで2回目のタイヤ交換を行なってミディアムタイヤで猛追するものの、状況打開とはならず、最終ラップにはラッセルのクラッシュもあって勝負は決まった。

開幕戦から第16戦のこのレースまで連勝していたレッドブルは突然大不振に陥り、2台そろってQ3進出に失敗。決勝ではフェルスタッペンは5位、ペレスは8位まで挽回するのが精一杯。レッドブルは次の日本GPで復活したが、シンガポールGPは散々な結果となった。

画像: 昨年のシンガポールGPのタイヤ戦略。上位勢はレース後半に出たバーチャルセーフティカーで1ストップと2ストップに分かれたが、1ストップが勝利。

昨年のシンガポールGPのタイヤ戦略。上位勢はレース後半に出たバーチャルセーフティカーで1ストップと2ストップに分かれたが、1ストップが勝利。

【参考】2023年F1第16戦シンガポールGP決勝 結果

1位 55 C.サインツ(フェラーリ) 62周
2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+0.812s
3位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+1.269s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+21.177s
5位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT) +21.441s
6位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+38.441s
7位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+41.479s
8位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+54.534
9位 40 L.ローソン(アルファタウリ・ホンダRBPT)+1周
10位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ) +1周
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リタイア 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダRBPT)
ファステストラップ 44 L.ハミルトン(メルセデス)

タイヤを供給するピレリは「シンガポールでは最もソフトな3つのコンパウンドを用意します。ハードがC3、 ミディアムがC4、 ソフトが C5 です。オーバーテイクが難しく、また約28秒というピットストップロスタイムが大きいことからも、やはり1ストップ戦略が正解となるでしょう。2 ストップはセーフティカーが導入された場合などにのみ有効となります。通常、ソフトタイヤは予選タイヤであり、レースではミディアムとハードが使われるでしょう。このトラックでの劣化は主に熱応力によるもので、タイヤの表面ではなくタイヤ内部で発生します。これはあまり見られない現象です」と分析している。

画像: シンガポールGP開幕を前に、ピレリが公開した分析データ。

シンガポールGP開幕を前に、ピレリが公開した分析データ。

さて2024年はどんなレースとなるのか。第18戦シンガポールGPは9月20日17時30分(日本時間18時30分)から始まるフリー走行で開幕する。

2024年F1第18戦シンガポールGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:9月20日17時30分〜18時30分(日本時間18時30分〜19時30分)
フリー走行2回目:9月20日21時〜22時(日本時間22時〜23時)
フリー走行3回目:9月21日17時30分〜18時30分(日本時間18時30分〜19時30分)
予選:9月21日21時〜22時(日本時間22時〜23時)
決勝(62周):9月22日20時〜(日本時間21時〜)

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