システム出力は925PS! アウディ史上最もパワフルな量産車

中でも注目はやはりBEVとして初めてのRSパフォーマンスモデルとなる「RS e-tron GTパフォーマンス」。パワートレーンはフロントモーターのパワーエレクトロニクスの見直しやリアへの新モーターの採用によって従来型よりも大幅にパワーアップ。システム出力は925psとされ、0→100km/h加速は2.5秒。最高速は250km/hに到達する。

画像: アウディ RS e-tron GT パフォーマンス。カーボンカモフラージュ素材が、バンパーのインレイ、ロッカーパネル、ディフューザー、サイドミラーに使用され、新しいボディカラー、ベッドフォード グリーンも、 RS e-tron GT パフォーマンス専用に用意されている。マットダークカーボンルーフはオプション。

アウディ RS e-tron GT パフォーマンス。カーボンカモフラージュ素材が、バンパーのインレイ、ロッカーパネル、ディフューザー、サイドミラーに使用され、新しいボディカラー、ベッドフォード グリーンも、 RS e-tron GT パフォーマンス専用に用意されている。マットダークカーボンルーフはオプション。

駆動用リチウムイオンバッテリーはエネルギー密度の高いものを新たに開発している。容量は97kWh、回生ブレーキから得られるエネルギーは400kW、一充電走行距離は最大で609kmとされる。急速充電能力も強化され、理想的な条件下では、18分で10%から80%まで充電可能で、10分間のチャージで280kmの走行が可能になった。

足まわりには2チャンバー2バルブテクノロジーを採用した新開発のエアサスペンションを搭載。ドライバーが自由に車両の特性を選択できるアクティブサスペンションもオプションで設定される。

タイヤは20インチを標準に、オプションで21インチを用意。BSポテンザのスポーツタイヤは転がり抵抗が低く、電力消費と航続距離が向上させるとともに、安全性や性能を犠牲にすることなく55%が再生可能またはリサイクルされた材料で作られている。

「e-tron GT」シリーズは、ドイツ・ネッカーズルムにある Audi Sport GmbHの 生産施設「ベーリンガーホフ工場」で生産され、全世界に出荷される。ちなみにドイツでの車両価格は、S e-tron GTが126,600ユーロから、RS e-tron GTは147,500ユーロから、RS e-tron GT パフォーマンスは160,500ユーロから。日本への導入時期はまだ明らかになっていない。

画像: アウディ RS e-tron GT パフォーマンスのインテリア。「アウディRS2アバント」へのオマージュとされるホワイトのパワーディスプレイとスピードメーターも設定。

アウディ RS e-tron GT パフォーマンスのインテリア。「アウディRS2アバント」へのオマージュとされるホワイトのパワーディスプレイとスピードメーターも設定。

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