9月22日、スポーツランドSUGOでスーパーGT第6戦「2024 AUTOBACS SUPER GT Round6 SUGO GT 300km RACE」が行われた。シーズンもあと残り3戦となり、重要な1戦となる今大会だったが生憎の天候に。波乱の多いサーキットでウェットコンディションとなった今大会、例年通り予測不能なバトルが展開された。(文:河村大志/写真:GTA)

37号車が驚異的な速さでGT500クラスを制す

セーフティカー先導で3周を周回したのち、4周目からスタート。38号車が逃げを打つ中、なんとランキングトップの36号車が一気に2位に浮上する。

36号車はペースが良く、16周目のハイポイントコーナーで38号車を捕らえオーバーテイクしトップ浮上。勢いそのままにリードを築いていく。

26周目にGT300車両がストップしたことでセーフティカー(SC)が出動。32周目にレースはリスタートした。

36号車と14号車がトップ争いを繰り広げる中、14番手と後方からのスタートだった37号車がその背後に迫ってきた。

さらに、17号車も加えた4台によるバトルが展開されたが、37号車のペースが非常によく、37周目に14号車、36号車を交わして一気にトップに浮上。スタート時点でのタイヤ選択がうまくいったようだ。

42周目、GT300クラスの車両がクラッシュ。このアクシデントでSCが出ると踏み、各車ルーティーンのピット作業を実施すべきピットに入り、ドライタイヤを履く。

実際にフルコースイエロー(FCY)がでた後、SCの先導で49周が終了。37号車が3番手ながら前の2台がピット作業を行っていないステイアウト組であるため実質トップに立っていた。

程なくして前の2台がピットインしたことで37号車がタイミングモニター上でもトップとなり2位以下に大きなギャップを築いていった。

小さいサーキットである菅生で10秒以上のギャップを築いた37号車が独走でトップチェッカー。第3戦鈴鹿に続き今季2勝目を挙げた。2位は38号車、3位には12号車が入っている。

36号車80キロ以上のサクセスウェイトながら4位でフィニッシュし、49ポイントで選手権首位をキープ。そして、今回2勝目を挙げた37号車は48までポイントを伸ばし、TOM'Sが選手権でワンツー体制を築いている。

画像: 圧倒的なスピードを見せた37号車が今季2勝目を挙げた。

圧倒的なスピードを見せた37号車が今季2勝目を挙げた。

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