トヨタグループが推進している「未来のモビリティ・モータースポーツの街」に、新しい魅力的なエリアがオープンしました。グレード1国際サーキットの雰囲気を楽しみながら、静寂に満ちた大人のアウトドアライフを満喫できる「RECAMP 富士スピードウェイ」は、どんな非日常体験を味わうことができるのでしょうか。内覧会に参加してきました。(文:Webモーターマガジン編集部/写真:富士スピードウェイ、Webモーターマガジン編集部)

キャンプ初心者でも安心の充実の設備

2022年からトヨタ自動車株式会社と富士スピードウェイ株式会社、トヨタ不動産株式会社(前 東和不動産株式会社)は、静岡県小山町において、「富士モータースポーツフォレスト」プロジェクトを推進してきました。

画像: エントランスには、ニュルブルクリンクサーキットのトラック上に描かれている「いたずら書き」を模したレターが。キャンプにまつわるものと、モータースポーツに関するものふたつのゾーンに分かれている。

エントランスには、ニュルブルクリンクサーキットのトラック上に描かれている「いたずら書き」を模したレターが。キャンプにまつわるものと、モータースポーツに関するものふたつのゾーンに分かれている。

そのミッション・ビジョンは、「モビリティとモータースポーツの魅力を知り、楽しみ、参加することで、人生をより豊かに・幸せになっていただける『大人の遊び場・社交場』。

FIA(国際自動車連盟)の定めるサーキット規格であるグレード1の国際サーキットである富士スピードウェイ(FSW)を中心にこれまで、「富士スピードウェイホテル」や「富士モータースポーツミュージアム」を開設。西ゲートエリアには、最先端のレーシングチームのガレージが建設されるなど、その印象は一変しつつあります。

そこはさながら、大人から子供まで楽しめる様々な体験を提供する「未来のモビリティ・モータースポーツの街」。2024年9月20日から営業を開始した「RECAMP 富士スピードウェイ」は、そんな「街」の一角にこれまでとはまったく違った「特別な空間」として誕生しました。

画像: 100R入口に向かって俯瞰した画。まさに「目の前がレーシングコース」だ。一軒一軒がゆったりとした敷地を有していることがわかるだろう。クルマ好きのファンミーティング会場などとして活用しても、面白そうだ。

100R入口に向かって俯瞰した画。まさに「目の前がレーシングコース」だ。一軒一軒がゆったりとした敷地を有していることがわかるだろう。クルマ好きのファンミーティング会場などとして活用しても、面白そうだ。

キャンプエリアが設けられているのは、通称:コカ・コーラコーナー(第3コーナー)からADVANコーナーにつながるグリーンファイト100Rと呼ばれるエリアのイン側です。林間を縫うように走る舗装路のサイドにオートキャンプサイトのほか、トレーラーコテージ、トレーラーヴィラといった多彩な宿泊スペースが設定されています。

一部のサイトやコテージにはドッグランエリアが仕切られていたり、愛車と一緒に就寝できるガレージハウスまであって、ライフスタイルに合わせた楽しみ方にも対応してくれる印象がありました。

とくに気に入ったのは、ウッドデッキでしょうか。激しい横Gと格闘しながらライバルたちとしのぎを削るリアルバトルを、ビールやらBBQやらを堪能しながら目の当たりにすることができるなんて・・・なんたる贅沢。半端ではない臨場感に、思い切り「酔いしれる」ことができそうです。

トイレはもちろん、シャワールームも完備しているので、アウトドアで過ごす時間に慣れていない人でも安心。ファミリー向けには、e-bikeのレンタルサービスのほか、林間コースを模した4WDラジコンの体験コースなども設けられる予定です。

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