Rd.7-1:PPゲットで、決勝前にランキングが入れ替わり
日曜日の午前中に行われた第7戦の予選。前日と同じく速さを見せた福住がトップに立つも、野尻が更新しトップに浮上。しかし、連勝を狙う坪井が野尻を上回り、今季初となるポールポジションを獲得してみせた。
0.5ポイント差に詰めていた坪井だが、今回の予選でポールポジションを3点を追加したことで、決勝前にランキングが逆転。野尻が2ポイント獲得したことで、坪井が0.5ポイント差でポイントリーダーになった。
野尻が2番グリッド、福住が3番グリッドを獲得。ランキング3位の牧野が4番グリッドにつける中、予選Q2で4番手につけていた岩佐は、走路外走行があったと判断されまさかのタイム抹消。痛恨の12番グリッドからのスタートとなりタイトル争いにおいて後がなくなってしまった。
気温25度、路面温度35度のドライコンディションの中決勝レースがスタート。坪井が野尻を抑え込みトップでターン1に侵入、その隙をついた牧野が野尻、福住を抜き2位に浮上した。
2周目のダンロップコーナーで木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)と三宅淳詞(ThreeBond Racing)が接触。三宅のマシンがストップし、マシン撤去のためにセーフティカーが出動した。木村にはこの接触の責任を問われドライブスルーペナルティが科されている。
7周目にレースが再開すると、今週勢いに乗る福住が野尻、そして10周目に牧野を攻略して2位に浮上。また、ピットウインドウがオープンとなるこの周に上位勢では牧野、野尻がピットストップを行った。
12周目のターン1で国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と大嶋和也(docomo business ROOKIE)が接触。大島のマシン撤去のため、早くも2度目のセーフティカーが出動した。ピットが可能になっていたこともあり、このタイミングで全車がピットに入り、ピットストップ義務を消化。坪井がトップ、以下、福住、佐藤、牧野、野尻の順で17周目にレースが再開した。
SCのタイミングで全車ピットストップを済ませたため、各車コース上でのバトルを展開。上位勢は1秒前後のギャップで周回を重ねる中、ランキング2位の野尻が苦戦。5位につけていたが太田、岩佐、小林にも交わされ8位にまで後退してしまった。
トップ争いで福住が坪井とのギャップを詰めていた中、再びアクシデントが発生。残り9周のターン1で、阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)に山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)が乗り上げるという大きな接触があった。
これは阪口のマシンが突然シャットダウンし急減速したところに、背後にいた山本が避けきれずに追突してしまったのだ。