2024年10月28日、ステランティス グループは「アバルト」ブランドの最新&最強モデル「600e」を発表した。英国では11月中旬から受注を開始する。

フィアット 600eをベースに2バージョンを設定

サソリのマークでお馴染みの「アバルト(ABARTH)」ブランドからステランティス グループが送り出す最新モデルが、フィアット 600eをベースにした「アバルト 600e」だ。このクルマはステランティス モータースポーツと共同開発され、電動ホットハッチの新たな基準を設定するだろう。アバルト 600eには標準モデルと、ブランド設立の1949年に合わせた1949台限定の「スコーピオニッシマ」の2バージョンが設定される。

画像: フィアット 600eをベースに誕生した、アバルト 600e。写真は標準モデル。

フィアット 600eをベースに誕生した、アバルト 600e。写真は標準モデル。

フロントに搭載されたアバルト独自の電気モーターは207kW(280hp)を発生(スコーピオニッシマ。標準モデルは240hp)。これはアバルト車史上最高のパワーを誇る。最大トルクは345Nmだ。0→62mph(約99km/h)加速は標準モデルで6.2秒、スコーピオニッシマで5.9秒を誇る。最高速度は124mph(約198km/h)ながら、WLTP複合サイクルで航続距離は最大207マイル(約331km)という高性能ぶりだ。

どちらのバージョンにも、ツーリスモ/ストリート/トラックのドライブモードが備わり、それぞれのモードで発生出力を変えて状況に応じたドライブを楽しむことができる。ミシュラン パイロットスポーツEV タイヤ、アルコンと共同開発したブレーキ、Jテクトの機械式LSD、可変式リアアンチロールバー(スタビライザー)、優れた冷却システム、そしてサベルトのシートなどが、600eの280hpに対応するように装備されている。

エクステリアでは、過去の名車であるアバルト850TCの四角い大きなラジエターをインスパイアしたフロントロアグリルには、ゲームやデジタルの世界をイメージした斜線が刻まれている。この処理はリアにも採用されている。ベースとなったフィアット 600eよりシルエットを伸ばして「シャークノーズ」を強調し、空力性能を向上させている。

画像: フィアット 600eの限定モデル「スコーピオニッシマ」のリアビュー。

フィアット 600eの限定モデル「スコーピオニッシマ」のリアビュー。

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