活況を呈するコンパクトSUVカテゴリーに誕生した新たな個性を、一般道で初チェック。ルックスでも運転フィールについてもスズキ新型「フロンクス」は、小さいからこそ魅力的なクルマ作りにとことん長けたスズキが提案する、スタイリッシュかつスポーティなクーペSUVの新しいスタイルと言えそうです。(文:神原 久 Webモーターマガジン編集部/写真:永元秀和)

アナログ2眼は、やっぱりスポーティだと思う

気にならないと言えば・・・居住性に関しては、小ささとバーターになっている一面が確かにあります。いわゆるシンプルな「広々感」ではさすがに、同クラスのライバルたちには及ばないかな、というのが正直なところ。ヘッドクリアランスなどは、図抜けてゆとりがあるわけではありません。

画像: 乗り込んだ瞬間から大き目の丸二眼メーターが並んでいるだけで、なぜか気分が盛り上がる。中央のインフォーメーションディスプレイは小さめだが、情報量としては十分以上だろう。

乗り込んだ瞬間から大き目の丸二眼メーターが並んでいるだけで、なぜか気分が盛り上がる。中央のインフォーメーションディスプレイは小さめだが、情報量としては十分以上だろう。

画像: メモリーナビは9インチの大画面。操作系はやや煩雑だが、レイアウトや色味が華やかで操作するのが楽しい。スマートフォン連携でAndroid AutoやApple CarPlayにも対応する。

メモリーナビは9インチの大画面。操作系はやや煩雑だが、レイアウトや色味が華やかで操作するのが楽しい。スマートフォン連携でAndroid AutoやApple CarPlayにも対応する。

そもそもアナログ2眼メーターが、個人的には推しポイント。ヘッドアップディスプレイとのコンビネーションで、さまざまな情報が自然に目線に入ってくるのが嬉しい。流行のフルデジタルメーターならではのハイテク感も魅力ですが、スポーティな雰囲気という点ではやはりリアルな表示のほうがわかりやすいかも・・・。

「わかりやすい」という意味では、ほとんどの装備が標準となっているモノグレード展開もわかりやすい!

表示がスタイリッシュな9インチディスプレイを備えたメモリーナビゲーションや、優れた検知機能を備える衝突被害軽減ブレーキほか、最先端の安全運転支援機能ももれなくついています。

こうした「割り切りの良さ」も含めたフロンクスの際立つ個性は、盛り上がりを見せるコンパクトSUVカテゴリーをますます面白くしてくれそうです。

画像: 日本向けに施された足回りの最適化は効果絶大。多少大き目の路面の凹凸でも伝わってくる衝撃はマイルドで不快感が少ない。

日本向けに施された足回りの最適化は効果絶大。多少大き目の路面の凹凸でも伝わってくる衝撃はマイルドで不快感が少ない。

スズキ フロンクス 主要諸元 ※< >内は4WD

●全長×全幅×全高:3995×1765×1550mm
●ホイールベース:2520mm
●車両重量:1070kg<1130kg>
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:1460cc
●最高出力:74kW(101ps)/6000rpm<73kW(99ps)/6000rpm>
●最大トルク:135Nm(13.8kgm)/4400rpm<134kW(13.7ps)/4400rpm>
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:横置きFF<フロント横置き4WD>
●燃料・タンク容量:レギュラー・37L
●WLTCモード燃費:19.0km/L<17.8km/L>
●タイヤサイズ:195/60R16
●車両価格(税込):254万1000円<273万9000円>

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