EV走行セダン101km、ステーションワゴン97kmのEV走行を実現
メルセデス・ベンツの中核モデル「Eクラス」に新たに加わった、セダンとステーションワゴンを擁する「メルセデスAMG E 53 HYBRID 4MATIC+ (PHEV) 」。その魅力はなんといっても、パフォーマンスの高さにある。
3L直列6気筒ターボエンジン(M256M)に高出力モーターと大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムの採用で、システム最高出力585ps(430kW)/最大トルク750Nmを発生する。しかも、RACE START時はシステム最高出力が612ps(450kW)まで高まる。
仔細に見れば、新たにプログラミングされたソフトウェアや冷却装置を備えたエンジンが、最高出力449ps(330kW)/最大トルク560Nmを、トランスミッションに統合された永久磁石同期モーターが、最高出力163ps(120kW)/480Nmを発生する。トランスミッションは9速ATで駆動は4WD。
エコ性能も見逃せない。EV走行換算距離(等価EVレンジ)はWLTCモードでセダンが101 km、ステーションワゴンが97 kmのロングレンジを実現している。日常走行をほぼ電気のみでまかなうことも可能だ。
AMGならではのエクステリアを存分に披露。スポーツ心を刺激する
エクステリアは、通常のEクラス比+20mmのワイドなフロントが特徴だ。専用デザインのAウィングが際立つ大開口のフロントエプロンや、AMG伝統の縦ルーバーには先進的なイルミネーテッドラジエターグリルがスペシャル感を演出している。
サイドはキャブバックワードデザインが美しい。「TURBO HYBRID」のエンブレムを備えたフェンダーアクセントやふたつのホイールアーチを繋ぐサイドスカートはスポーティさを演出する。。ホイールには10ツインスポークデザインの20インチAMGアルミホイールが採用される。
リアエンドには、AMGのパフォーマンスハイブリッドを示す赤く縁どられた「E 53」のエンブレムや、ボディ同色のAMGスポイラーリップ、ディフューザーフィンのリアエプロン、片側2本ずつのラウンド形エグゾーストエンドが、AMGであることをアピールしている。