それは10年ほど前のこと。「スタイルも走りも気に入った!」のに買わなかったごくごく普通の国産コンパクトカーがありました。スーパーカーでも希少車でもないけれど、ささやかな残念無念にリベンジすべく中古車を購入、改めて愛車として付き合ってみたらこれがなかなか・・・「ちょいふる」なクルマと過ごす「ジョイフル」な物語、「はじめます」の「第0章」みたいなお話です。

燃料費高騰の今、初めてのディーゼルに挑戦するチャンス到来?

購入したのは2015年式デミオXDの2WD AT車です。ボディカラーはダイナミックブルーマイカ。初期型のみに設定されていた、鮮やかなブルーとディーゼル搭載車の証しである赤いグリルアクセントとの組み合わせ、なかなかにお気に入りです。

画像: タイヤをきっちり四隅に配置することで、踏ん張り感のある力強いスタンスを実現。張りのある面構成と相まって、グラマラスな印象すらある。明るいブルーのボディカラー「ダイナミックブルーマイカ」は新色だが、初期型のみの設定だったらしい。XDはハロゲンヘッドランプだが、本当はツーリング系のLEDヘッドランプが欲しい。

タイヤをきっちり四隅に配置することで、踏ん張り感のある力強いスタンスを実現。張りのある面構成と相まって、グラマラスな印象すらある。明るいブルーのボディカラー「ダイナミックブルーマイカ」は新色だが、初期型のみの設定だったらしい。XDはハロゲンヘッドランプだが、本当はツーリング系のLEDヘッドランプが欲しい。

40年を超える運転歴で、初のディーゼル。同クラスのハイブリッドカーなどと比較検討しましたが、推しのポイントは「今さらだけどディーゼルに乗ってみたい」好奇心でした。家族(主に妻)的にはサイズ感と、燃料費の安さが最終的な決め手になりました。走行距離は約7万kmで、年式なりの走行距離ではあります。

久しぶりに乗り込んだデミオは、記憶よりもわかりやすくスポーティな印象でした。アクセルペダルの踏み込み具合までこだわって調えられたというドライビングポジションをはじめ、きわめて自然に身体になじむ感じ。人馬一体の極意、確かに生きてます。

インターフェイス系のデザイン性も、古臭さはまったくなし。現役なのですから当たり前ですが。もっとも、最新のマツダ2はフェイシア類の質感が格段に高まっています。乗り比べればはっきりわかってしまうところなので、そのあたりにこだわりがあるなら、新車もしくは年式の新しいマツダ2を検討しましょう。

ドライブフィールは、乗りやすさが推しのポイント。小排気量ながら低速から豊かなトルクのおかげで、むやみにアクセルを踏み込まなくてもしっかり交通の流れに乗ることができます。落ち着き感と機敏さがいい塩梅でバランスしているハンドリングも、安心感につながります。乗り心地は総じて、最新モデルと比べるとややラフな印象ですが、現代のレベルで考えてもクラス平均として十分なしっかり感の方が、好ましく思えます。

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