開発中のBRZ向けアップデートサービスを発表
SUBARU/スバルテクニカインターナショナル(STI)のブースでは、初公開となるコンプリートカー「S210」プロトタイプや限定車「BRZ STI スポーツ パープルエディション」が注目を集める中、「WRX S4 STIスポーツ Rブラックリミテッド」、「レヴォーグ レイバック ブラックセレクション」、「クロストレック プレミアム S:HEV EX」などが展示されて、ジャーナリストやレース関係者で大盛況。
初日のプレスデーに2回に分けて行われたカンファレンスでは、BRZ向けアップデートサービス「SUBARU Sport Drive e-Tune」、2025年のモータースポーツ活動計画も発表された。
「SUBARU Sport Drive e-Tune」は、現行の BRZ Dタイプに採用されているスロットルセッティング(MT車)やトランスミッション制御(AT車)を、ソフトウェアアップデートでAタイプからCタイプのSUBARU BRZに組み込むことで、動的性能をよりスポーティにし、ドライバーがより意のままに車両を操りやすくすることができるサービス。
このアップデートにより、MT車ではアクセル操作に対してエンジンが忠実に反応するスロットルセッティングが行われ、AT車ではマニュアルダウンシフト制御を変更してドライバーの操作や路面状況などから総合的に回転数制限範囲を判定する設定に変更することができる。
ソフトウェアアップデートサービス「SUBARU Sport Drive e-Tune」は、SUBARU車を末永く乗ってもらいたいという想いのもとで開発されたもので、第一弾として2023年1月にレヴォーグ向けの「SUBARU Active Damper e-Tune」を発表。今回はその第2弾となる。
ただし正式発表にはもう少し時間がかかるようで、2025年春に販売できる予定だという。価格はMT車向けが約5万円(工賃・税別)、AT車向けが約3万円(工賃・税別)を見込んでいる。BRZ ZD型Aタイプ(2021年7月発表)からCタイプ (2023年9月発表)に対応する。