オートサロン開幕の1月10日より先行予約が開始
インスターは、2024年6⽉に韓国・釜⼭モビリティショーで世界初公開されたヒョンデのスモールEVで、韓国をはじめヨーロッパ各国では、既に発売が開始されている。オートサロン開幕日の2025年1月10日に日本初公開され、同日に先行予約開始となった。
この日に合わせて韓国のヒョンデ本社からは、ヒョンデ モーター カンパニー韓国＆日本事業統括 副社長のジョン・ユソク氏が来日し、1月6日よりHMJ代表取締役社長に就任した七五三木敏幸氏と共に日本市場への意気込みを語り、今回のインスターのお披露目となった。
ヒョンデ モビリティ ジャパン 代表取締役社長に就任した七五三木敏幸氏
「インスター Lounge」と七五三木HMJ社長（左）ジョン・ユソクHMC副社長
グレードは4種類を展開
インスターは従来のガソリンエンジン搭載モデル「キャスパー」をベースに、ホイールベースを2580mmに延長するなどBEVに最適化したモディファイを行ったコンパクトSUVタイプのスモールBEV。ボディサイズは全長3830×全幅1610×全高1615mmと5ナンバーサイズに収まる。日本の軽自動車よりひと回り大きい程度ながら、ロングドライブが可能な航続距離と広い室内空間を持つ革新的なモデルとなっている。
グレードはまず「Casual」「Voyage」「Lounge」の3つを導入し、オフロードテイストの「Cross」を後日追加する。バッテリー容量42kWhの最廉価となる「Casual」は284万9000円（消費税込）という戦略的な価格設定。「Voyage」「Lounge」は49kWhのバッテリー容量。日本導入モデルでは未定だが、欧州仕様モデルでは約370kmという航続距離を達成している。
ヒョンデの入門モデルとして4つのグレードを日本導入
運転席まわりはIONIC5やKONAの操作系、表示機能を踏襲している
リアシートのみならず助手席も倒れることで車中泊可能なBEVとしての側面も
「インスター Cross」にカスタマイズを施したコンセプトモデル「TARMAC」も展示
インスターを手軽に体験してもらえるようコンビニエンスチェーンとのマーケティング連携も計画されている
ヒョンデ インスター Lounge 主要諸元
●全長×全幅×全高：3830×1610×1615mm
●ホイールベース：2580mm
●車両重量：1400kg
●モーター：交流同期電動機
●モーター最高出力：85kW（115ps）／5600－13000rpm
●モーター最大トルク：147Nm／0－5400rpm
●バッテリー総電力量：49.0kWh
●一充電航続距離：未定
●トランスミッション：1速AT
●駆動方式：FWD
●タイヤサイズ：205／45R17
●車両価格（税込）：357万5000円
