モーターマガジン社が2025年1月30日に発行したムック本「GTメモリーズ13 ST165/185 セリカGT-FOUR」が好評だ。ここでは、そのダイジェストをお届けしよう。セリカGT-FOURは、1986年10月に登場し、国産のハイパワーフルタイム4WD車として人気を博した。連載第1回目は流面形ボディが話題となったST165セリカGT-FOURだ。

フルタイム4WDと流面形ボディが話題に

画像: 「流面形」をテーマにしたハッチバッククーペ。CD=0.31を実現。4WDの力強さをスポーティさを融合したスタイリングが特徴だ。

「流面形」をテーマにしたハッチバッククーペ。CD=0.31を実現。4WDの力強さをスポーティさを融合したスタイリングが特徴だ。

4代目となるセリカが「流面形」のエクステリアを謳ってデビューしたのは1985年8月。先代の直線基調のフォルムから流麗な曲面を利用したエクステリアへの変更は大きな話題となった。そのフォルムのイメージは泳ぐ魚にも似たもので、 ホイールフレアとボディサイド面を一体化したコークボトルのようなシルエットを与えられ、フルリトラクタブルヘッドランプとスラントノーズが精悍さを湛える。

大きなRを持つボディコーナー部とルーフエッジや、平面とラウンド形状によって構成されたコンパクトな空力ハッチキャビンなどによって、全体がフラッシュサーフ ェスとなっているのが最大の特徴だ。ただ、エクステリアはともかく駆動方式がそれまでのFRからFFとなったのは旧来のセリカファンにとっては残念な感を抱かされたのは否めなかった。

画像: リトラクタブル式ヘッドランプも、それをことさら強調することもない。水冷式インタークーラーを採用したために、開口部も少なめだ

リトラクタブル式ヘッドランプも、それをことさら強調することもない。水冷式インタークーラーを採用したために、開口部も少なめだ

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