株式会社パワーエックスは、バイオ医薬品企業であるアストラゼネカ株式会社と連携し実証実験を行った結果、2025年2月より企業向けサービス「PowerX EV 充電法人プラン」を提供すると発表した。

パワーエックスが社用車向けEV急速充電の法人プランを提供開始

国産・輸入車のBEV化ラインナップが拡大し脱炭素化が進む中、企業の商用車の電動化も急速拡大している。最大出力150kWの蓄電池型急速EV充電器 Hypercharger(ハイパーチャージャー)を開発し、個人向けBEV車両にサービスを展開するパワーエックスは、超急速充電ネットワークを法人が利用することで業務効率化を支援すべく新たに法人プランの提供を開始すると発表した。

この法人プランの導入に先駆け、医薬品業界のリーディングカンパニーであるアストラゼネカにパワーエックス法人プランを提供し実証実験を行った。アストラゼネカは、脱炭素目標「アンビション・ゼロカーボン」の実現の一環としEV化100%を掲げている。その達成には質・量ともに不十分な充電インフラなどの社会課題を克服し、日本のEV環境を次のステージに引き上げるという目標を共有することで、この異業種2社間のコラボレーションが実現した。

画像: パワーエックス株式会社 代表執行役社長 CEO:伊藤正裕氏

パワーエックス株式会社 代表執行役社長 CEO:伊藤正裕氏

画像: アストラゼネカ株式会社 執行役員CFO(最高財務責任者):吉越悦史氏

アストラゼネカ株式会社 執行役員CFO(最高財務責任者):吉越悦史氏

実証実験により得られた課題を活かしインフラを整備

医薬品企業として日本全国の医療機関と連携し活動するアストラゼネカは、MR(医薬情報担当者)用営業車を約2000台所有しているが、すでにその70%の約1400台を国産のBEVに切り替えている。しかしながら、EV充電器の不足による空き待ちの発生、充電に時間がかり業務の効率化を妨げる、30分の利用制限による充電量の不足、など様々な課題に直面していた。

これらの課題を解決すべく、最大150kWの急速充電器ハイパーチャージャーを展開するパワーエックスと連携し、2社で実証実験を重ねた。その結果、今回パワーエックスが導入する法人プランの特徴である、3日前から予約可能、最大75分間充電、従量課金制、などの枠組みが決定した。

画像: 2024年にはほぼICEを全廃し、BEV率72%を達成。残りは主に寒冷地に残るHEV。

2024年にはほぼICEを全廃し、BEV率72%を達成。残りは主に寒冷地に残るHEV。

画像: 完全BEV化をサポートするように寒冷地へのインフラ整備を進めるパワーエックス。

完全BEV化をサポートするように寒冷地へのインフラ整備を進めるパワーエックス。

法人プラン概要と特徴

・会費:なし
・充電料金:従量課金制(円/kWh)
・充電メニュー
  Economy (系統電力):65円
  Regular(純再エネ70%):70円
  Premium(純再エネ100%):75円
・利用可能ステーション:58か所(2025年1月23日時点)。順次拡大中
・開始時期:2025年1月23日より受付を開始し、2月1日より法人プランを提供開始。

・国内最速級の150kW充電。充電時間を大幅短縮
・3日前からの事前予約可能。充電待ち時間ゼロで業務の効率化
・業界初最大75分の予約枠
 充電が終了しても予約時間内であれば終了時間まで車両の移動をする必要がなく、
 充電中のオンラインミーティングや顧客面会など営業活動が可能に
・法人間の一括請求。個別精算にかかる時間を削減
・純再エネ100%によるEV充電が可能で、企業の脱炭素化を促進

画像: 左より、パワーエックスEVチャージステーション事業部長の森居紘平氏、代表取締役社長の伊藤正裕氏、アストラゼネカ社執行役員CFOの吉越悦史氏

左より、パワーエックスEVチャージステーション事業部長の森居紘平氏、代表取締役社長の伊藤正裕氏、アストラゼネカ社執行役員CFOの吉越悦史氏

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