2025年1月24日、アウディ AGはオーストリアのキッツビュールで開催されるアルペンスキー ワールドカップの会場において、新開発のプロトタイプ「Q6 eトロン オフロードコンセプト」を発表した。
クワトロ4WDの再解釈を通して電気自動車に新たな魅力を
新開発のプロトタイプ、「Q6 eトロン オフロードコンセプト」は、合計出力で380kWを発生する電気モーターを2基搭載し、新設計のポータルアクスルによって最大100%(45度の傾斜)の急勾配を上ることができる。
このクルマは、先進的なオフロード セグメントにおける潜在的なクルマの可能性を感じさせるものだ。ベース車のQ6 eトロンよりも160mm(6.3インチ)の車高アップと250mm(9.8インチ)のワイドトレッド化が、その華麗な外観に貢献している。
アウディ AGのゲルノット・ドルナーCEOは、このクルマに初めて試乗した後に、このように熱く語った。
「Q6 eトロン オフロードコンセプトは、クワトロ4WDの再解釈です。このモデルは、私たちの電気自動車用プラットフォームが今日すでに持っている可能性を示しています。このクルマは、新たな大地を切り開くことができます。この非常にエモーショナルなクルマに対する、お客様の反応を見るのが楽しみです。」
ポータルアクスルはハブリダクションとも呼ばれ、ホイールハブの上に車軸とデフケースをレイアウトすることで、より高い最低地上高を確保することができるメカニズムだ。