世界中のコレクターがヒストリック ルノーの修理や点検を行えることを目指す
「オリジナル ルノー」は、クラシック ルノー車の愛好家やコレクター、オーナー向けに展開する包括的な新サービスだ（写真はイメージです）。
このサービスは、クラシック ルノー車の愛好家やコレクター、オーナー向けに包括的な新サービスを展開する。ルノーは、すでに2022年に車両の適合性を確認するサービスを立ち上げ、オーナーは、シャシ番号、エンジンおよびギアボックスのナンバー、色、オプションや、その車両が工場を出荷した日付を示す証明書とともに、クラシックカー登録書類を取得できるようにしている。
現在、ルノー車のコレクターはスポーツカー、椅子の張り替え、メインストリームカーなどの分野を専門とするブランドの長年のパートナーだけでなく、クラシックカーに精通したルノーのアフターセールス拠点のネットワークを通じてもスペアパーツを見つけることができる。
さらに、ルノーのアーカイブから50の修理マニュアルが新しいサイトで無料公開されているほか、オンライン教育チュートリアルも多数用意されており、世界中のコレクターがクラシック ルノーの修理や点検を行えるようになっている。
ルノーのアーカイブから50の修理マニュアルが新しいサイトで無料公開されている（写真はイメージです）。
顧客の満足は、ルノーにとってあらゆる分野で常に原動力となっており、「L'Automobile」誌による2024年のアフターセールス サービスランキングで第1位に再選されたネットワークもそのひとつだ。新しく革新的なサービスの一環として、ルノーは、歴史的なブランド車の整備、修理、レストアを求める愛好家やコレクターのために、専門家サイトへのアクセスを提供している。
次のステップは、このサービスを国際的に拡大
フランス本国においては、オリジナル ルノー ガレージは、すでにトレーニングを受けて顧客を迎える準備が整った8カ所のネットワークで、このサービスを展開している。
ルノーの目標は、コレクターが自宅から100km圏内で専門家を見つけられるようにすることだ（写真はイメージです）。
ルノーの目標は、このサービスを徐々に拡大し、フランス全土の80％をカバーする25拠点にすることで、コレクターが自宅から100km圏内で専門家を見つけられるようにすることだ。次のステップは、このサービスを国際的に拡大し、アフターセールス拠点のネットワークを他の国にも広げることである。
最終的に、オリジナル ルノーは、コレクターに自動車遺産の保護に尽力する専門家のユニークなノウハウへのアクセスを提供し、あらゆるニーズを満たすために開発されたソリューションを提供することを目指している。
ルノーグローバルCMO 兼 ルノーグループ全ブランド担当チーフ ブランディングオフィサーのアルノー・ベローニは以下のように語っている。
「私たちは、ルノーのクラシックカーの愛好家やコレクターのために特別に開発された新しいサービスを展開しています。これは、私たちが共有する自動車の遺産を保護し、将来の世代に引き継ぐための方法なのです。」
このサービスが日本でも展開されるかは微妙なところ。だが、クラシック ルノー車を日本で愛でているオーナーにとっては、気になるサービスであることは間違いないだろう。
