ニチコン株式会社は、家庭用蓄電システムのフラッグシップモデル「トライブリッド蓄電システム ESS-T5/T6 シリーズ」の第3世代モデルを2025年秋に発売する。

蓄電池とBEVの電力のみで開催された発表イベント

ニチコンは、BEVを走る蓄電池として着目し、そこに新たな価値を生みだした。それを具現化したのが、2012年に世界初として市場に導入されたV2Hシステム。そして、太陽光発電、蓄電池、BEVの3つのエネルギーをコントロールし、電気料金の最小化を目指す「トライブリッド蓄電システム ESS-T1/T2シリーズ」を開発した。そのメリットは電気代だけでなく、災害発生時に系統電力が途切れても、自宅で電力をまかなえる在宅避難という選択肢も生み出した。

この国内シェアNo.1となったトライブリッド蓄電システムは、その後の第2世代「ESS-T3シリーズ」を経て、今回「ESS-T5/T6シリーズ」の第3世代へとブラッシュアップを果たした。

画像: トライブリッドパワコン、蓄電池ユニット、V2Hスタンド、V2Hポッドで構成される

トライブリッドパワコン、蓄電池ユニット、V2Hスタンド、V2Hポッドで構成される

前シリーズから進化の大きなポイントとして、昼間の太陽光電池からの自宅への電力供給時、余剰電力を蓄電池とBEVに同時に振り分け充電が可能になったこと、またBEVへ電力をハイスピード充電する際に、系統電力を使用しない設定ができること、などが挙げられる。これにより電気料金の最小化だけでなく、カーボンニュートラル化にも大いに貢献できる。

ファイナンシャルプランナーを迎えたトークセッションでは、電気料金の具体的な節約効果やBEVのランニングコスト検証など、一般家庭が享受するメリットについて意見交換が行われた。そして特筆すべきは今回の製品発表イベントが、系統電力を使わず、すべてBEVと蓄電池からの電力供給で行われたこと。ステージの照明など、何不自由なく1時間超のイベントが無事終了したことを付け加えておく。

画像: 左の日産リーフと思しきBEVと、ステージ上の蓄電池から発表会場の電力を供給。

左の日産リーフと思しきBEVと、ステージ上の蓄電池から発表会場の電力を供給。

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