2025年2月28日金曜日(現地時間)、WEC世界耐久選手権開幕戦カタール1812kmレースの決勝がカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、予選3番手からスタートした50号車フェラーリ499P/フェラーリAFコルセ(アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン組)が総合優勝を飾った。さらにフェラーリ勢は、83号車、51号車が2-3位に入り、フェラーリ499Pの3台が表彰台を独占するシーズン幕開けとなった。

一歩リードのフェラーリ。トヨタ&ポルシェは重量ハンデに苦しむ

今季のハイパーカークラスの戦いは、ポルシェ、トヨタ、フェラーリの3強を中心に繰り広げられると予想されているが、開幕戦の予選ハイパーポールでは51号車フェラーリがポールポジションを獲得、その後ろに、BMW勢、キャデラック勢が続く形となる。重量ハンデが厳しいトヨタは予選7番グリッドと17番グリッドと振るわず、ポルシェの2台もトップ10に入れない苦しい状況となった。

画像: 現地時間2025年2月28日14時にスタートした開幕戦カタール1812km。予選からフェラーリ勢は好調で、序盤からレースをリード。最後まで主導権を渡さなかった。

現地時間2025年2月28日14時にスタートした開幕戦カタール1812km。予選からフェラーリ勢は好調で、序盤からレースをリード。最後まで主導権を渡さなかった。

決勝では序盤からフェラーリ勢がレースをリードする中、予選2番手の15号車BMW が後退、今季から参戦する注目のアストンマーティンはカウルが外れるトラブルに見舞われ、好調のキャデラックの2台はまさかの同士討ちとなるなど、波乱の展開となっていく。

レース展開が落ち着いた中盤になってようやく、トヨタ勢、ポルシェ勢が上位に進出し始めるも、フェラーリが1-2-3を固めて、上位陣は僅差のままレースは終盤に突入する。

最後のルーティンピットではライバルの戦略を見ながらの駆け引きが行われたが、フェラーリ勢の優位は最後まで変わらず、燃料に余裕のあった50号車フェラーリがトップでチェッカー。その後、僅差で83号車フェラーリ、51号車フェラーリがフィニッシュし、フェラーリが表彰台を独占した。4位には15号車BMWが続き、トヨタは5位、6位。

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