北米での6代目「4Runner(4ランナー=フォーランナー)」の発表を機に、これまでの進化の軌跡をたどるシリーズ。2代目は、一気に「SUVっぽい」たたずまいへと洗練されていく2代目を振り返ってみよう。

第2世代:ピックアップの変形から典型的なSUVへ 【1990〜1995年】

2代目「4ランナー」は、初代で別体だったキャノピーをやめ、ボディ一体のスチール製ルーフに変更してデビュー。1990年代にはSUVの人気が爆発的に高まり、4ランナーはSUVの進化の原動力となっていく。今日知られている典型的なSUVの形状と外観は、この世代全体で形成されていった。

たとえば、4ドアボディが設定され後部ドアにより後部座席へのアクセスが容易になり、グラスファイバー製の取り外し可能なルーフは一体型デザインに置き換えられた。また初代の後期型と同様に、4 気筒ディーゼルに加えてV6ガソリンのパワートレーンも選択可能となっていた。

こうして第2世代は熱狂的でコアなファンだけでなく、新しいSUVの世界が何を提供しているのか興味を持っていた一般ドライバーからも大きな集め、販売は大きく伸びて行った。

この世代で4WDに加えて2WDも設定されたが、「4ランナー」の伝説的なネームプレートの歴史は始まったばかりだった。

画像: 2代目トヨタ 4ランナー。キャノピーはボディ一体成形となり、4ドアボディが主流となっていった。

2代目トヨタ 4ランナー。キャノピーはボディ一体成形となり、4ドアボディが主流となっていった。

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