アウディ正規ディーラーでの交流も魅力
これまで長期テストでは、eトロン GTとQ8 eトロンに乗ってきたが、この間は、多くのアウディ正規ディーラーに足を運び、充電を“大いに楽しんだ”のだ。これまで訪れたのは、北海道ではアウディ旭川、アウディ札幌東、本州ではアウディ青森、アウディ宮城野、アウディ水戸、アウディ八王子、アウディ調布、アウディ刈谷、アウディ京都、アウディ大阪中央、そしてアウディ チャージング ハブ紀尾井町である。
これらのすべてが素晴らしいのは、営業時間終了後もPCA充電スタンドを開放していることや営業時間内であれば、充電中に店内で気持ちよく過ごせることである。どこの正規ディーラーもとても居心地がよく充電時間が苦にならないばかりか、充電が終わっても腰を浮かすことが名残惜しいと感じられた。
時には、店長や販売スタッフとeトロンやBEVの情報交換をするなど、話も盛り上がりとても充実した時間を過ごせた。こうした経験をすると、次もアウディのBEVを積極的に選びたいと思うだろう。いや、アウディディーラーがなくともポルシェかフォルクスワーゲンのディーラーが近くにあるならeトロンを選ぶことは、かなり現実的なものとなってくるだろう。

レンジモードを選ぶと最高速度などは抑えられるが航続距離は伸びる。
今後拡大する e-tron のラインナップに期待
下に掲載したQ8 eトロンの写真はドイツ ミュンヘンで試乗した時のものだ。ナビで350kWの充電スタンドを検索して訪れたのだが、ここは屋根にソーラーパネルが設置され、再生可能エネルギーも活用しているのが特徴だった。

Q8 eトロンで訪れたミュンヘンの急速充電スタンドは出力350kWh。駐車スペースも広くて快適。
また駐車場は広くて駐めやすく、操作パネルは、ドイツ語/英語が選べるので問題なく操作することができた。そして350kW級充電スタンドを初めて体験したのだが、早くて快適なことに感動を覚えた。日本でも150kW超の充電スタンドが普及してほしいと思った。
ところで今後、アウディはeトロンのラインナップを増やし、選択肢が多くなる。それはQ6 eトロンであり、A6 eトロンである。どちらも最新のBEV専用プラットフォームPPE(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を採用している。これらのモデルの試乗はまだできていないが、かなり高い期待をしているのでその日が楽しみである。