一部改良ではツヤ感が増して耐久性が向上する新しい外装塗料を採用
ホンダのコンパクトミニバン「フリード」は、大きすぎず“ちょうどいい”サイズ感で日本の道路事情にマッチして大ヒット。現行型は2024年6月にフルモデルチェンジをした3代目で、日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025に選出されるなど、高い評価を得ている。

一部改良で外装塗料の変更が行われる。写真はホンダ フリード CROSSTAR(ボディカラーはデザートベージュパール)
2025年2月にはフリードのe:HEVモデルの一部改良と価格改定を行っていたが、今回はガソリンモデルの一部改良と価格改定を行った。
まず一部改良についてだが、2025年2月に改良を行ったフリードのe:HEVモデルと同様の新たな外装塗料を採用している。塗料に使用されるクリア材において、従来のアクリルメラミンクリア素材からより機能が向上したクリア素材へ変更。これによりボディのツヤ感が増し、耐久性は従来と比較し1.5倍以上向上する。
また、これまでフリードのガソリンモデルには設定がなかった安全装備・運転支援機能について、AIR EX、CROSSTAR(クロスター)すべてのタイプとスロープ仕様車に適用している。具体的にはアダプティブドライビングビーム、後退出庫サポート、マルチビューカメラシステム、LEDアクティブコーナリングライトをメーカーオプションで設定可能とされた。
なお、フリードのe:HEVモデルは2025年2月に価格改定を行っているが、ガソリンモデルについても原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴い、価格改定が行われることになった。新価格は、ガソリンモデルが全グレード11万5000円アップ、スロープ仕様/助手席リフトアップシート仕様が各10万5000円アップとなっている。
これは2025年4月10日の受注分からということだが、フリードは人気車ということでバックオーダーをかかえており、一部改良前のモデルについてはすでに在庫分のみで色やグレードが選べないことになりそう。
もっとも、一部改良によるツヤと耐久性が向上する新外装塗装というのは魅力的で、今から買うなら11万5000円高くなったとしても、一部改良後のモデルを選んだ方がよさそうだ。
■全国メーカー希望小売価格 改定一覧
ホンダ フリード(ガソリンモデル)
タイプ | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 乗車定員 | 旧価格 消費税10%込み | 新価格 消費税10%込み |
FREED AIR | 1.5L DOHC i-VTEC エンジン | 無段変速 オートマチック (トルクコンバーター付) | FF | 6名 | 2,508,000円 | 2,623,500円 |
4WD | 6名 | 2,739,000円 | 2,854,500円 | |||
FREED AIR EX | FF | 6名 | 2,697,200円 | 2,812,700円 | ||
FF | 7名 | 2,741,200円 | 2,856,700円 | |||
4WD | 6名 | 2,928,200円 | 3,043,700円 | |||
FREED CROSSTAR | FF | 5名 | 2,812,700円 | 2,928,200円 | ||
FF | 6名 | 2,856,700円 | 2,972,200円 | |||
4WD | 5名 | 3,043,700円 | 3,159,200円 | |||
4WD | 6名 | 3,087,700円 | 3,203,200円 |
フリード CROSSTAR スロープ/リフトアップシート(助手席)
タイプ | エンジン | トランス ミッション | 駆動 方式 | 乗車定員 | 旧価格 消費税非課税 | 新価格 消費税非課税 |
FREED CROSSTAR スロープ | 1.5L DOHC i-VTEC エンジン | 無段変速 オートマチック (トルクコンバーター付) | FF | 6名(通常時5名/ 車いす乗車時6名) | 2,977,000円 | 3,082,000円 |
FREED CROSSTAR リフトアップシート (助手席) | FF | 6名 | 2,995,000円 | 3,100,000円 |