フラッグシップモデル「BF350」とデザインコンセプトを統一
2024年2月に登場したのがV8エンジン搭載のHonda船外機フラッグシップモデル「BF350」。今回モデルチェンジしたのはその直下に位置する6モデルで、V型6気筒エンジンを搭載する「BF250」と「BF225」、「BF200」、そして直列4気筒エンジンを採用する「BF150」と「BF135」、「BF115」だ。
「BF350」のデザインコンセプト「Noble Motion Form」を継承し、高級感と上質感のあるスタイリングに変更された。外装色は、Honda船外機のシンボルカラーである「アクアマリンシルバーメタリック」に加え、BF250とBF150には「グランプリホワイト」を設定してユーザーに選択の幅を広げている。

モデルチェンジで外観が大きく変わった新型「BF250」(左)と「BF150」。

2024年2月に加わったフラッグシップモデル「BF350」は、従来モデルとは一線を画す高級感、上質感あるデザイン。排気量4925ccのV8エンジンを搭載し最大出力は350psを誇る。
デザイン変更にともない、機能面での追加装備も行った。北米、ヨーロッパ地域で普及・拡大する大型艇でのマリンレジャー用途を考慮して、「トリムサポート」や「クルーズコントロール」、「オートマチックチルト」など操船サポート機能を追加。また、オイルフィルターの取り付けや交換時にエンジンカバー内へのオイル漏れを防ぐ機構を追加したことで、メンテナンス時の作業性を高めている。
まずは3月31日、「BF150」と「BF135」、「BF115」の3機種が先行して販売をスタートし、次いで「BF250」と「BF225」、「BF200」は5月7日に発売となる予定。これら6機種は、全国のHonda 船外機取扱店にて販売される。

従来のモデル、左より「BF250」「BF225」「BF200」「BF150」。モデルチェンジで印象が大きく変わった
ことがわかる。
BF250 主要諸元
●機関名称:BF250DK1
●色:アクアマリンシルバーメタリック/グランプリホワイト
●環境保全型機関合格証番号: R6海洋第0005号
●エンジン種類:水冷4ストローク60度V型6気筒 立軸形
●総排気量:3583cc
●ボア×ストローク:89.0×96.0mm
●連続最大出力:183.9kW(250ps)/5800rpm
●推奨回転範囲:5300-6300rpm
●潤滑方式:トコロイドポンプ強制圧送式
●冷却方式:水冷(サーモスタット付)
●点火方式:トランジスタ式バッテリー点火
●始動方式:電動
●充電性能:12V-60A
●排気方式:水中排気(プロペラボス排気)
●燃料供給方式:PGM-FI
●燃料:レギュラーガソリン
●全長:1035mm
●全幅:660mm
●全高:1812mm(LDN)、1939mm(XDN/XCDN)、2066mm(UDN)
●トランサム高:508mm(LDN)、635mm(XDN/XCDN)、762mm(UDN)
BF150 主要諸元
●機関名称:BF150DK1
●色:アクアマリンシルバーメタリック/グランプリホワイト
●環境保全型機関合格証番号: R3海洋第0003号
●エンジン種類:水冷4ストロークDOHC直列4気筒
●総排気量:2354cc
●ボア×ストローク:87.0×99.0mm
●連続最大出力:110.3kW(150ps)/5500rpm
●推奨回転範囲:5000-6000rpm
●潤滑方式:トコロイドポンプ強制圧送式
●冷却方式:水冷(サーモスタット付)
●点火方式:トランジスタ式バッテリー点火
●始動方式:電動
●充電性能:12V-40A
●排気方式:水中排気(プロペラボス排気)
●燃料供給方式:PGM-FI
●燃料:レギュラーガソリン
●全長:913mm
●全幅:618mm
●全高:1688mm(LDN)、1815mm(XDN/XCDN)
●トランサム高:508mm(LDN)、635mm(XDN/XCDN)

新型BF250(グランプリホワイト)搭載例。