レッドブルでの初戦、角田裕毅は12位
第3戦日本GPからレッドブルに移籍して大きな注目を集めた角田裕毅は、14番グリッドからスタート。リアム・ローソン(レーシングブルズ)のミスとピエール・ガスリー(アルピーヌ)をアンダーカットしたことで、ふたつ順位を上げたものの、抜きにくい鈴鹿サーキットで、全体的なレースペースは上がらず、レッドブル移籍初戦をポイント圏外の12位で終えた。

レッドブル移籍初戦は12位に終わった角田裕毅。予選Q2での失敗が痛かった。
「トップ10を狙っていただけに悔しいです」と角田。それでもレースの中で多くのことを学べたことをポジティブに捉え、次戦のバーレーンGPに向かう。
タイヤを供給するピレリは「グリッド上位6人がまったく同じ順位でチェッカーフラッグを受けましたが、レースは退屈なものではなく緊張感がありました。上位3名が2 秒差以内でフィニッシュしたことでもわかるでしょう。タイヤの進化と低い気温で、長いスティントでもハードとミディアムのコンパウンドでラップタイムのパフォーマンスの低下はほとんど見られず、ストロールを除くすべてのドライバーが1ストッパーとなりました」と分析している。

日本GPのタイヤ戦略。多くが最初のスティントにミディアムタイヤを選択し、ハードタイヤに交換。20人のドライバーのうち14人が最後の5周で最速ラップを記録した。
次戦第4戦バーレーンGPは、休みなく、4月11日、サヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットで開幕、決勝は4月13日に開催される。(文:新村いつき)
2025年F1第3戦日本GPリザルト
2025年F1第3戦日本GP決勝 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)53周
2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+1.423s
3位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス))+2.129s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+16.097s
5位 63 G.ラッセル(メルセデス )+17.362s
6位 12 K.アントネリ(メルセデス)+18.671s
7位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+29.182s
8位 15 I.ハジャー(レーシングブルズ・ホンダRBPT) +37.134s
9位 23 A.アルボン(ウイリアムズ・メルセデス)+40.367s
10位 87 O.ベアマン(ハース・フェラーリ)+54.529s
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12位 22 角田裕毅(レッドブル・ホンダRBPT)+58.401s
ファステストラップ 12 K.アントネリ(メルセデス)
2025年F1ドライバーズランキング(第3戦終了時)
1位 4 L.ノリス(マクラーレン) 62
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)61
3位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)49
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)45
5位 12 K.アントネリ(メルセデス)30
6位 16 C.ルクレール(フェラーリ)20
7位23 A.アルボン(ウイリアムズ)18
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14位 22 角田裕毅(レーシングブルズ)3
2025年F1コンストラクターズランキング(第3戦終了時)
1位 マクラーレン 111
2位 メルセデス 75
3位 レッドブル 61
4位 フェラーリ35
5位 ウイリアムズ 19
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8位 レーシングブルズ 7